福山雅治が新たに届ける「クスノキ-500年の風に吹かれて-」
2023年6月30日、音楽界の巨星、福山雅治が新曲「クスノキ-500年の風に吹かれて-」を配信開始します。この楽曲は、長崎に実存する原爆の爆心地からわずか800メートルの地点にある樹齢500年以上の「被爆クスノキ」をテーマにしており、戦後80年目を迎える今年、新たに息を吹き込まれました。
元々は2014年にリリースされたアルバム「HUMAN」の1曲として登場しましたが、今回の作品では、福山自らがボーカルレコーディングを行い、合唱隊やオーケストラが新たに参加する形で編曲が施されています。この変更は「みんなで歌えるように」という福山の想いから来ており、作品に深い感動を与えています。
この曲には、すべての生命が等しく生きる世界への願いが込められており、命の尊さと逞しさというメッセージが伝えられています。その背景にあるのは、長崎の被爆樹木の存在とその重要性を次世代へと伝える「長崎クスノキプロジェクト」です。このプロジェクトは、被爆樹木の保全活動を行い、戦争の記憶や被爆の実相を広く認知、そして命の大切さを後世に繋げていくことを目的としています。
「クスノキ-500年の風に吹かれて-」のリリースに伴い、特別なミュージックビデオも制作されました。このビデオは、著名な画家junaidaの「KUSUNOKI」をテーマにしたアニメーション作品となっており、美しくも力強いビジュアルが印象的です。ミュージックビデオは、英語や中国語、フランス語など多言語に字幕対応しているため、世界中の人々にこのメッセージを届けることができます。
今後、長崎県美術館では特別展示「クスノキ/福山雅治×junaida」が開催されます。展示期間は2025年7月5日から8月31日までとなっており、原画とともに作品を楽しむことができます。
また、リリースを記念したダウンロードキャンペーンも実施され、対象の音楽配信サービスから楽曲をダウンロードし、応募した方の中から抽選で特典が当たるという嬉しい企画も用意されています。詳しい情報は公式サイトをご覧ください。
福山雅治は、音楽活動だけでなく、俳優や写真家としても活躍するアーティストです。長崎県出身の彼は、地域の文化や歴史に深い愛着を持ち、そのメッセージを音楽を通じて発信しています。また、junaidaも国内外で高く評価されている画家であり、彼の作品もこの楽曲の魅力を一層引き立てています。
まとめ
新曲「クスノキ-500年の風に吹かれて-」はただの音楽作品ではなく、平和を願い、生命を称える力強いメッセージです。ぜひ、リリース日の6月30日に楽曲を体験し、福山の思いを感じ取ってみてください。生命の尊さと平和への願いを共に歌い上げる時間を持つことで、私たち一人一人がこのメッセージを受け入れ、次世代に伝えていく手助けができるかもしれません。