音楽の未来を切り拓く!agehaspringsの公開ワークショップレポート
2025年8月2日、東京都渋谷区に位置するStudio 126 Tokyoにて、株式会社agehasprings(アゲハスプリングス)が主催した公開ワークショップイベント「agehasprings Open Lab. vol.4」が開催されました。このイベントは、音楽制作に興味を持つクリエイターやアーティスト、業界関係者に向けて、知識と熱量を共有することを目的に行われました。
このワークショップは、音楽プロデュースを中心に幅広いクリエイティブ事業を手がけるagehaspringsの体験型音楽ラボ「agehasprings The Lab.」の一環として実施されました。約5年ぶりに「ボーカルダイレクション」をテーマに、多くの参加者が集まり、音楽制作のリアルな過程を体験する貴重な場となりました。
第1部:ボーカルダイレクションを学ぶ
イベントは2部構成で行われ、第1部ではガールズバンド「トゲナシトゲアリ」のボーカル、理名のレコーディング映像を使用し、プロデューサーの玉井健二氏がボーカルダイレクションについてレクチャーしました。ここでは、歌唱表現におけるディテールに焦点を当て、グローバル展開を意識した表現設計の考え方や、歌い方の細部が聴き手に与える印象の変化について、ビフォーアフター形式で解説されました。この具体的なアプローチにより、参加者は音楽制作の深層に触れることができました。
第2部:ライブ形式の実践
続く第2部では、2名のシンガーソングライターが登壇し、玉井氏による公開ボーカルダイレクションがリアルタイムで展開されました。歌い方やブレスの使い方、発声時の重心の取り方など、技術的な指導と感性を生かしたアドバイスが行われました。この体験を通じて、参加者はその場で歌声が変化していく様子を実感することができ、ダイレクションの意図や技法がどのようにアーティストの表現を引き出すのかを身をもって体験しました。
AI Artistとの対話展示
また、ロビーではAI Artist「白神芽音(しらかみ めいと)」が来場者と対話する展示も行われ、玉井氏や「The Lab.」に関するテーマで質問に答える様子が見受けられました。この機会を通じて、AIと音楽の新しい可能性についても触れることができ、参加者の中には興味を抱く人々も多かったことでしょう。
玉井氏のコメント
イベントの最後に、玉井氏は「体験そのものを資産として活用できる時代に、制作現場での発見や感動を、より多くの人に届けていきたい」と語りました。これからも「The Lab.」を通じて、クリエイティブな知見や情熱を社会へ還元していく意向を示しました。
今後の展望
今回のワークショップは、音楽制作における熱意や知識の共有、音楽を志す若手クリエイターやアーティスト、業界関係者にとって、学びと出会いの場として大変重要な意味を持ちました。当日の詳細レポートは、agehasprings The Lab. 公式コミュニティサイトにも掲載されています。今後もこのような多様な才能が交差する場を提供し、音楽の未来を切り拓いていくagehaspringsの取り組みに期待が寄せられます。