大学生のサブスク実態とそのホンネ
最近、Z世代を対象とした調査によると、現役大学生の91%がなんらかのサブスクリプションサービスを契約しているということが明らかになりました。中でも特に人気なのは、Amazonプライム・ビデオやNetflixですが、契約している学生の多くが自ら支払うわけではないという現実が浮き彫りになっています。
サブスク利用状況
調査によると、動画配信サービスの契約状況は以下の通りです。最も多く契約されているのはAmazonプライム・ビデオで54%、次がNetflixで47%、またU-NEXT、ディズニープラス、Huluなども一定の人気があります。しかし、「自腹で支払っている」と答えた学生はわずか34%にとどまり、約半数が家族の支払っているサービスを利用しているという事実は、家計に関しての大学生の意識を垣間見るものとなります。
自分で払う意義は?
驚くべきことに、54%の大学生が「自分で支払うなら契約しない」と回答しました。意見の多くは、金銭的な負担を避けたい、または「お金を払ってまで見たいとは思わない」という声が目立ちます。特に、無料のYouTubeやTVerといったコンテンツの存在が、彼らの背中を押しているようです。
「お金を払って見たいコンテンツがない」との意見が多く、たまにしか見ない動画に対して、それだけの料金を支払うのは無駄だと感じているようです。
Z世代の価値観
このように、サブスクリプションサービスが広く普及している中で、実際に大学生たちは「お得感」を求めているようです。自分の支出を見直し、投資する価値があるかどうかをしっかりと考えていることがうかがえます。とりわけ、Z世代は「コストパフォーマンス」に敏感な世代であり、月額料金に見合った価値を見出せないものには払い続けない、という点が重要です。
調査の重要性
今回の調査は、大学生のリアルな声を反映したものであり、彼らのライフスタイルや考え方を理解するうえで非常に価値があります。サブスクリプションの需要が高い一方で、支出に対するシビアな価値判断が求められているという現状を踏まえると、サービス提供側も新たな戦略を考える必要があるでしょう。
さらに、Z世代に特化したクイックリサーチサービスである『サークルアップ』は、これらの実データをもとに、企業やメディアがZ世代の実態を把握する手助けを行っています。興味のある方は、ぜひお問い合わせを。
この調査から、大学生がサブスクリプションサービスに対し抱く本音は、単なる消費行動を超えた、優先順位や価値観の反映だと言えるでしょう。
Z世代は、彼ら自身のスタイルでサービスの選択を行っているということを忘れてはいけません。