伊勢の観光名物が進化！ソフトクリームロボが生み出す新たな体験とは

伊勢の新名物、ソフトクリームロボ「モーモー」

三重県伊勢市の山村乳業が運営する「山村みるくがっこう」では、最新技術を取り入れたソフトクリームロボット「モーモー」が活躍中です。このロボットは、品質の高い山村牛乳を使用した濃厚なミルクソフトを、愛嬌たっぷりに提供しています。

2倍の販売増、11％の人件費削減

「モーモー」は稼働から数ヶ月で、前年同時期比約2倍の販売量を達成しました。多い日には400個以上のソフトクリームが売れ、その結果、店舗全体の来客数も大幅に増加しました。ロボットによる省人化が進む中、人件費はなんと89％圧縮されており、効率的な運営が実現されています。特に観光客が多く訪れる伊勢神宮の近隣という立地を生かし、年始の初詣シーズンを見据えた戦略が功を奏しています。

新機能「モーモーおみくじ」の導入

2025年12月8日から新機能「モーモーおみくじ」が追加され、購入者はソフトクリームを受け取る際、ロボットからその運勢をおみくじとして伝えられるようになります。「超吉」から「大凶」までの8段階の運勢を、伊勢弁で楽しく語りかけ、来店者の笑顔を引き出す新しい体験を提供します。この機能は、訪れたお客様と、観光地伊勢の魅力をつなげる重要な要素として位置づけられています。

高校生のアイデアが生んだ革新

この斬新な機能は、湘南学園高等学校の生徒たちが考案したものです。彼らは修学旅行でのリアルな体験から、観光地としての伊勢での「非日常性」を重視し、来店者に特別な瞬間を提供したいとの思いから「おみくじ」のアイデアを発表し、それが実現へとつながりました。実際に現地の文化や情景を観察し、新しい体験の価値を探求した成果が、今回の機能追加として形になっています。

伊勢の文化を体感する新たな場所

「山村みるくがっこう」は、昔懐かしいミルクスタンド形式での販売を行っており、美味しい乳製品だけでなく、牛乳にまつわる文化を体験できる特別な空間です。ソフトクリームロボ「モーモー」を通じて、訪れる人々に楽しい思い出を提供し、また来たいと思わせるような魅力を持ったスポットとなっています。

まとめ

山村乳業の「モーモー」と「おみくじ機能」は、ただのソフトクリーム販売を超えた新しい観光体験を生み出しています。伊勢を訪れる際には、ぜひこのユニークな体験を楽しんでみてください。また、地域の学生たちが育むクリエイティブなアイデアが、観光業に新風を吹き込んでいることにも注目したいですね。観光と教育が融合したこの取り組みが、地域活性化に寄与することを期待しています。