『マイクロバスと安定』
2025-11-10 09:38:55

竹中直人と生瀬勝久が贈る心理サスペンス劇『マイクロバスと安定』東京公演スタート

舞台『マイクロバスと安定』が東京公演をスタート



竹中直人と生瀬勝久の強力タッグが再び舞台の幕を開けました。竹生企画の第四弾となる本作『マイクロバスと安定』は、11月8日に東京・下北沢の本多劇場で開幕。7年半ぶりの公演であり、期待が高まっています。毎回新しい俳優を迎え入れる竹生企画ですが、今回も個性豊かなキャストが集結しました。

心理サスペンスの世界



物語は、舞台演出家・成清圭吾(竹中直人)のもとに、疎遠だった友人の戸張修一郎(生瀬勝久)とその娘・早帆(飯豊まりえ)が訪れるところから始まります。ここから、彼らの背景やそれぞれが抱える心情が明らかになっていく仕組みです。どのキャラクターも個性的で、対話の中で見えてくる心理的な衝突や価値観の違いが観客を引きつけます。

倉持裕の巧みな脚本と演出により、毎瞬ごとに明かされる心の動きが観る者の感情を揺さぶります。また、日常と非日常の狭間を行き来するSF要素も取り入れられており、観客は物語の世界に深く引き込まれるのです。

抜群のキャスト



特に竹中の演技は必見です。彼は瞬間ごとに心情を変化させる卓越した演技で観客を惹きつけ、また生瀬の重厚な演技はストーリー全体の流れを巧みに表現しています。飯豊まりえの存在感は際立っており、観客の視線を引き寄せます。戸塚純貴、サリngROCK、松浦りょう、浜野謙太それぞれが持ち味を存分に発揮し、作品にさらなる深みを与えています。

特に浜野は、自身の役柄で物語に変化をもたらす重要な役割を担い、それを軽やかにこなしています。作品を熟知しているからこそ、彼の演技からは余裕と安心感すら感じられます。

スタッフの力



倉持の演出による美術、照明、音響、衣装、ヘアメイクなどのスタッフワークが物語のリアルさを際立たせているのも魅力の一つです。特に音楽は、栗コーダーカルテットの生演奏であり、リアルと非リアルの境目を心地よく引き立てます。

詳細情報



今回、竹生企画が行う公演は、演劇の聖地とも言われる下北沢での上演であり、過去の華やかな日比谷とは異なる緊張感をもって取り組んでいます。公演期間は11月30日まで。この後、兵庫、広島、熊本、盛岡、久慈、青森、長岡と全国各地を巡演予定です。

最後に



公演開幕にあたり、倉持裕やキャストのコメントには、観客に向けた熱い想いが込められています。竹中直人は「緊張感がありながらも、多くの方に愛されるような作品にしたい」と述べ、生瀬勝久も「観客と共に作品のクオリティを高めていく」と意気込みを見せています。

この絶品の舞台を、ぜひ観に行ってみてください。きっと、心が動かされる時間が待っています。


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