『Black Box Diaries』
2025-11-06 17:39:13

監督・伊藤詩織の新作『Black Box Diaries』日本公開が決定!

監督・伊藤詩織が贈る衝撃のドキュメンタリー映画『Black Box Diaries』が日本に上陸



伊藤詩織監督による初の長編映画『Black Box Diaries』が、いよいよ2025年12月12日(金)に日本で上映されることが公式に発表されました。国際映画祭で注目を集めた本作は、彼女自身が経験した衝撃的な事件を基に描かれた物語で、私たちが目を背けてきた社会の真実を映し出します。

監督の意思を反映した力強いメッセージ


伊藤監督は、これまで沈黙を強いられてきた中で、カメラを手に取り自らの経験を記録しました。本作は、個人の体験を通じて社会の構造を鋭く照明し、これまでにない圧倒的なリアリティをもって私たちに訴えかけます。監督は「私が被害直後から日本で直面した現実を追い、記録した作品」と語り、観客に身近な人に起こりうる出来事として受け取ってほしいと願っています。

作品への道のりと国際的な評価


製作には、映画『新聞記者』(2019)や『月』(2023)など、社会派作品で知られるスターサンズが関与しており、2017年の記者会見以降、実に8年の歳月をかけて完成しました。国際共同製作として、イギリスやアメリカを巻き込んでの制作となり、2024年1月に行われる第41回サンダンス映画祭で審査員賞に出品される予定です。また、世界各国の映画祭で高い評価を得ており、日本人監督初の長編ドキュメンタリー映画賞にアカデミー賞でノミネートされたという快挙も成し遂げています。

公開ビジュアルとその意味


公開が発表された本作のメインビジュアルも解禁されました。白を基調としたデザインは、タイトルの「Black」との対比が印象的で、伊藤監督の表情を通じて彼女が抱える葛藤が伝わってきます。このビジュアルは、“Black Box”が開かれることで、伊藤に起きた真実が明らかになっていく様子を象徴しています。

社会への影響を考える


伊藤監督のコメントには、社会の在り方への思いが込められています。彼女は「観終えたあとに交わされる小さな一言が、沈黙をほどき、次の誰かを守り、社会を少しずつ動かす力になる」との希望を表明しています。この映画は、単なるドキュメンタリーを超えて、私たちに「何を信じ、どう行動するか」という重要な問いを投げかけます。

『Black Box Diaries』の作品情報


  • - 上映時間:1時間42分
  • - 監督:伊藤詩織
  • - 製作:Hanashi Films、Cineric Creative、スターサンズ
  • - 配給:スターサンズ、東映エージエンシー

伊藤詩織が描く痛みの旅が、今まさに幕を開けようとしています。社会の一員として、ぜひこの作品を通じて新たな視点を得てください。


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