Aぇ! group の佐野晶哉が語る映画『トリツカレ男』の魅力と公開収録イベントレポート

映画『トリツカレ男』の公開収録イベントレポート

2025年11月7日(金)、映画『トリツカレ男』が全国公開されるのを前に、10月30日(木)にあべのキューズモールでFM大阪の公開収録が行われました。主人公であるジュゼッペの声優を務める佐野晶哉（Aぇ! group）が登壇し、ファンとの特別なひとときを共有しました。

佐野晶哉の登場と温かい声援

兵庫県出身の佐野は、集まった約800名の観客から「おかえり」と熱い声援を受け、笑顔で「ただいま！」と返しました。彼の登場は、まるで故郷に帰ったかのような温かさを感じさせました。

不思議なキャラクター、ジュゼッペへの愛

MCの下埜正太がジュゼッペについて尋ねると、佐野は「一見すると不思議なキャラクターですが、演じるうちにその魅力に引き込まれていくんです」と語り、ジュゼッペへの強い愛情を表現しました。彼がこれほどまでにキャラクターに魅了されたことは、声優としての経験の中でも特別なものであると明かしました。

声優に挑戦したきっかけと感謝の想い

今回の映画は、佐野にとって二度目のアニメーション映画における声優経験です。初挑戦は2025年公開の『ヨウゼン』であり、その際「ミュージカル要素がある作品にいつか挑戦したい」と願っていたそうです。その思いが叶い、歌が多く入った『トリツカレ男』に出演できたことは、彼にとって非常に嬉しい出来事だったとのことです。

佐野は、声優の仕事においては歌のレコーディングから始まったことに驚きつつも、監督からの指示を受けながら特に「ジュゼッペの目の輝きを感じながら歌ってほしい」との要望に応えるために挑戦を続けたと語ります。CGが使用されていない手描きアニメーションがもたらす温もりは、観客にも感じてもらえるものになると予感させます。

デュエットの魅力とハーモニー

また、ヒロイン・ペチカの声を担当した上白石萌歌とのデュエットシーンについても触れられ、レコーディングは別々に行ったものの見事にハーモニーが完成したことに佐野は喜びを隠しきれませんでした。音の全てが合ったデュエットシーンは、観る人を惹きつける要素の一つです。

特別な質問コーナー

イベントでは、作品名に関連した質問コーナーが設けられ、佐野は様々な質問に対し、飾らない言葉で即答しました。彼はMCである下埜正太の進行を褒め、彼との交流が特別なものであると再確認したようです。

終わりに、忘れかけた大切なこと

イベントの最後には、佐野が「何かに夢中になること、誰かを好きになることは素晴らしいこと」と観客に向けてメッセージを送ります。『トリツカレ男』を通じて、視聴者が日常の中で忘れがちな感情や情熱に気づけることを期待しているとのことです。

この特別なイベントは、悲しみや喜びといった感情が織り交ぜられ、参加した人々にとって心に残る思い出となったことでしょう。映画『トリツカレ男』にも、ぜひご期待ください！