ヤマモリの新たな挑戦、ベトナム進出
1988年にタイへ進出して以来、ヤマモリ株式会社は海外事業を積極的に展開してきました。2025年5月には、ベトナム・ホーチミン市に新たな法人「Yamamori Vietnam Co., Ltd.」を設立することが決まりました。この新たな取り組みにより、ベトナム市場での販売活動を本格的にスタートさせる計画です。
海外進出の背景
ヤマモリは、タイへの進出時に日本食がまだあまり知られていない時代から活動を始め、現在では親日的な国民性を背景に、日本食レストランが急増しました。特に、タイではヤマモリが現地のニーズに合わせた高品質な日本食材供給を行うことで市場の拡張をリードしてきました。
この成功体験を踏まえ、外食文化が根付いているベトナム市場においても、同様の戦略を展開することでさらなる成長を目指します。
新拠点設立の意義
ホーチミンに設立される「Yamamori Vietnam Co., Ltd.」の目的は、ベトナム国内の多様なお客様との関係を構築し、販路の拡張を図ることです。特に、現地駐在の日本人代表者がいることで、日本企業や現地企業との連携が強化され、信頼関係を深めながらビジネスを展開できるようになります。
調査によれば、ベトナムは内食率が高く、女性の社会進出も進んでいるため、時短を求める食品に対するニーズが強い状況です。美味しい日本食が人気のメニューに名を連ねることは、ヤマモリにとっても大きな追い風となるでしょう。
ターゲット市場と商品の展開
今後の3年間でヤマモリは、ベトナムにおける消費傾向や国民性に基づいた商品の提案を行う計画です。具体的には、醤油、つゆ、胡麻ドレッシング、照り焼きタレなど、タイ国内で製造された製品を中心に展開します。
ベトナムの人口は約1億人で、今後5年から10年後には市場が成熟し、質の高い消費や健康付加価値へのニーズが増すことが期待されます。さらに、高齢化社会に進む日本やタイとは異なり、ベトナムは若い世代が多く、豊富な人口をターゲットにした戦略が重要です。
成功に向けた戦略
ヤマモリは、ベトナムの特性を考慮しながら、現地の嗜好や文化に適応した商品の開発を行っていきます。これは、同社がベトナム市場での成長を実現するためのキー戦略となります。また、すでにタイからの輸出金額が多いことを活かし、スムーズに商品供給を行なっていく方針です。
最後に、ヤマモリは「本物感」と「おいしさ」を追求し、世界中での感動と笑顔を創出するために努力し続けます。これからのベトナム市場での活躍が非常に楽しみです。新たな展開に期待が寄せられる中、ヤマモリの挑戦は始まります!