干しいもと町の未来
2025-05-28 10:03:54

干しいもで生まれる新しい町の姿:スイーツブランド陽が挑む再興プロジェクト

干しいもで生まれる新しい町の姿



宮崎県延岡市を拠点に活動するスイーツブランド「陽(あかり)」が、干しいもを用いた地域再興を目指し、サツマイモを守る新たなプロジェクト「みんなのサツマイモを守るプロジェクト(SSP)」に参加することが決まりました。この取り組みは、サツマイモ産業の持続可能性を図るため、農業と加工業の連携を強化することにあります。

陽(あかり)の挑戦



「陽」は、干しいも、焼き芋、健康食品、そして芋焼酎などの多様な製品を製造しています。干しいもを通じて“売れない芋”を“売れる商品”に変えることに成功し、地域の農家や加工業者との協力を促進する循環型モデルを打ち立てています。このアプローチは、地域コミュニティの活性化を図る重要な一歩となっています。専務の江藤大介さんは、これまでの取り組みを続けながら、さらなる農業の未来に向けた活動を模索しています。

江藤さんは「農家が再び希望を持てる芋に」と語り、農家と加工業者が協力して持続可能なサツマイモ経済圏を構築しようと奮闘しています。このSSPへの参加も、その一環として位置付けられています。

SSPの概要と活動



「みんなのサツマイモを守るプロジェクト - Save the Sweet Potato(SSP)」は、サツマイモの基腐病から日本のサツマイモを守り、産業の再興を目的とした、産学連携の取り組みです。農業者、焼酎メーカー、そして東京大学を含む研究機関が連携し、サツマイモの未来を支えています。

SSPは以下のような活動方針を掲げています:
1. 基腐病に対する情報共有と、全ての関係者による支援の強化
2. 未解明の防除法の研究と発信
3. 新たな品種の開発を目指す学術的な取り組み
4. 一般への啓発を通じてサツマイモ経済圏への期待を高める
5. サステナブルな農家の実現に向けた取り組み(2025年追加予定)

これにより、地域の農業振興だけでなく、全国的な協力の輪を広げることを目指しています。

地域への想い



江藤専務は「干しいもは保存食の枠を超え、地域に仕事を生む可能性を秘めています」と話し、地域の未来を明るくするための糸口としての干しいもの重要性を強調します。これからもSSPの仲間と共に、全国のサツマイモ産地に希望を届けていきたいと心に誓っています。

welzoの役割



このプロジェクトの一翼を担う「株式会社welzo」は、農業資材や家庭園芸用品などを提供し、持続可能な社会を実現するために活動しています。江藤さんの取り組みは、今後サツマイモ畑の再生だけでなく、地域全体の活性化に寄与することが期待されています。

この新たな試みが、サツマイモ経済圏の持続の鍵となり、厳しい環境を乗り越えていくことを願っています。干しいもを通じて、町が再び輝く未来を得る瞬間を見守りたいです。


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