愛知県発のサステナブルな航空燃料供給プロジェクト、アオキスーパーが参画

小さな挑戦から始まる大きな未来

愛知県で、持続可能な航空燃料（SAF）を供給する新たな取り組みが始まります。株式会社アオキスーパーが参画する『あいち地産地消SAFサプライチェーン推進協議会』は、地域で育った資源を活用し、サステナビリティを目指すプロジェクトです。この取り組みでは、店舗から出る廃食油を中心に、家庭で使用された油を回収しSAFの原料として活用します。

プロジェクトの背景

『あいち地産地消SAFサプライチェーン推進協議会』は、愛知県が2050年までのカーボンニュートラルを実現するための脱炭素プロジェクトの一環として設立されました。この協議会は、企業や市町村が集まり、廃食油を原料としたSAFの製造・供給体制を構築することを目指しています。

アオキスーパーは、食品業界における廃食油問題を深刻に捉え、今すぐにでも地球環境を守るための具体的な行動をとることを決意しました。産業と環境の調和を目指す取り組みとして、参加することになったのです。

SAFの重要性

SAFとは、持続可能な航空燃料のことを指し、廃棄された食用油から生成されるため、CO₂排出量を従来の航空燃料と比べて80%も削減可能です。この新しい燃料の普及は、航空業界の環境負荷軽減に直結する重要な手段とされています。

アオキスーパーの具体的な取り組み

アオキスーパーは以下のステップでSAFプロジェクトに関与します。

- 2025年7月: 『あいち地産地消SAFサプライチェーン推進協議会』に正式参画。
- 2025年8月: 日本航空（JAL）との連携により、家庭から使用済みの油を店頭で回収し、SAF製造の原料として供給を開始。
- 店舗の惣菜製造から出る廃食油もSAFの原料として活用。

これらの活動を通じて、アオキスーパーは持続可能な社会の実現を目指すとともに、地域社会と協力し、地球環境に貢献する意識を高めています。

地域との連携

このプロジェクトは地域企業や行政とも協力して進められます。特に、レボインターナショナルやNTTデータとの連携は、この取り組みの基盤を強化し、効果的なばらつきのない温室効果ガスの排出量把握を可能にします。これにより、廃食油の回収からSAFの製造、供給と利用まで、一貫したサプライチェーンの創出が実現します。