スイス発アクリスの魅力とウィーン・フィルコンサート
スイスのファッションブランド「アクリス」が、2026年元旦に開催されるウィーン・フィル ニューイヤーコンサートのためにバレエ衣装をデザインすることになりました。このコンサートは、アルベルト・クリームラーが手掛けるアクリスと振付家のジョン・ノイマイヤーが共演する特別なイベントとして、注目が集まっています。
ウィーン・フィル ニューイヤーコンサートは、1月1日(木・祝)午後7:00より、NHK Eテレで生放送されます。衣装デザインと舞台芸術が融合するこの機会をお見逃しなく!
アルベルト・クリームラーとジョン・ノイマイヤーの共演
アルベルト・クリームラーは、20年以上にわたりジョン・ノイマイヤーとのコラボレーションを行ってきました。彼らはファッション、音楽、ダンスに情熱を注ぎ、2006年のニューイヤーコンサート以来、バレエの衣装を手掛けてきたのです。20年前の彼らの出会いから再びタッグを組むことになり、2026年のコンサートでの新たな作品に期待が高まっています。
当日は、ウィーン国立バレエ団のダンサーたちが、アルベルトのデザインした衣装をまとって、ヨハン・シュトラウス2世の曲「南国のバラ」と「外交官のポルカ」に合わせて舞台を彩ります。このコンサートは、ORF(オーストリア放送協会)とウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の共同制作により、ウィーンならではの美しい舞台で行われます。
透き通るような軽やかさと優雅さ
アルベルトがデザインした衣装は、まるで風に舞うような軽やかさと優雅さを持っています。特に「南国のバラ」のシーンでは、南国の自然を象徴するバラのモチーフとエアリーなシルクジョーゼットが見事に融合し、ダンサーたちの動きに流動感を与えています。特に、ファースト・ソリストのケテヴァン・パパヴァが着用する「バッカラ・ローズ」のドレスは、彼女の美しさを引き立たせ、男性ダンサーとのコンビネーションが楽しめます。
音楽と衣装が調和した演出
一方、「外交官のポルカ」では、音楽の正確さを反映したデザインが印象的です。アルベルトは、ウールダブルフェイスのスーツとストレッチジャージーのタンクトップでこの曲の力強いリズムを表現しました。色調には、ピンクやクリムゾン、トープなどが使用されており、音楽のテーマと官僚制度を色彩で描き出しています。
20年にわたる特別な関係
このコンサートは、アルベルト・クリームラーとジョン・ノイマイヤーの20年間のコラボレーションの集大成です。彼らはこれまでにも多数の作品で衣装を提供しており、今後の活動にも期待が高まります。
アクリスの公式サイトでは、「ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート 2026」特集ページが開設されており、最新情報を得ることができます。ファッションと舞台芸術が融合した特別な瞬間を見逃さないでください。
アクリスについて
最後に、アクリスは1922年にスイスのザンクト・ガレンで創業したファッションブランドで、クリエイティブ ディレクターのアルベルト・クリームラーが手掛ける洗練されたコレクションが魅力です。そのエフォートレスなデザインは、社会のさまざまな分野で活躍する「目的を持つ女性」たちに愛されています。これからも進化を続けるアクリスの動向に注目です。