ソムチョンボク営魚組合法人、東京展示会で大反響
最近、東京ビッグサイトで開催された「Foodstyle 2025」において、韓国の水産専門企業である
ソムチョンボク営魚組合法人が出展し、来場者の大きな注目を集めました。この展示会では、消費者のニーズを徹底的に考慮し開発された
スチームアワビが紹介され、その味わいを実際に体験する試食会では、用意された200食が瞬く間に完売したとのこと。
媚びない品質と味
展示会での試食提供は、アワビの特異な食感やソフトな風味が用意されたため、参加者たちから好評を博しました。アワビをスチーム加工されたものは、生臭さが無く、その自然な味わいが特に日本の消費者に評価されました。製品紹介用のカタログも完売し、企業側はその反響に驚いています。来場者との商談の結果、約400社の水産物卸売業者や食品メーカーとの接点も得ることができました。
さらに、有名ホテルからは即座に納入を希望する声が寄せられ、製品の質の高さが示されました。ソムチョンボク営魚組合法人は、加工食品市場への本格的な取り組みを決定し、今後はアワビに加え、韓国産のヒラメを用いた食品の発売も計画しています。これにより、日本市場での製品ラインアップのさらなる強化を目指す姿勢が伺えます。
養殖から流通まで、全工程を自社で
この企業は、アワビとヒラメの養殖から流通、加工までの全工程を自社でまかなうことができる、韓国を代表する水産専門会社です。最新のIQF(急速冷凍)技術やスチーム加工技術への投資により、競争力のある製品開発を続け、業界内での地位を確立しています。また、韓国政府からも優秀中小企業として認定され、国際的な競争力を実証してきました。
今後の展望
企業関係者は、「展示会を通じて、韓国産水産加工食品の未来を再認識しました。当社のスチームアワビは、日本の消費者の嗜好に合わせた製品であり、非常に自信を持っています。ヒラメの加工食品の展開も視野に入れ、さらなる事業拡大を進めていきます」とのコメントを残しています。
この成功を足がかりに、彼らは関東地域を中心に供給体制を固め、2026年の上半期には日本市場で本格的に営業活動を行う準備を進めているとのことです。ソムチョンボク営魚組合法人の今後の展開から目が離せません。