湘南を中心に広がる「トリニコ」の輪
「トリニコ」とは、湘南地域で食品ロスを削減するために設計されたアプリです。2025年3月に活動を開始してから約1年、登録店舗数は嬉しいことに50を突破しました。このアプリは、地域の飲食店で余剰となった商品を消費者に届けることで、食品ロス削減へと導いています。
食品は手間暇かけて作られており、それが廃棄されてしまうのは非常に残念なこと。トリニコは、こうした問題意識から生まれました。地域の小規模な飲食店が多く、個性豊かな店舗が集まる湘南エリアでは、店主たちが愛情を込めて作り出した料理が余ることもあります。このような状況に対して、トリニコは「食べてもらえる」機会を提供し、同時に環境への配慮も果たす取り組みなのです。
トリニコの営業担当、和木さんに聞く
トリニコの営業を担当している和木さんは、店舗訪問を通じて多くの店舗オーナーと対話を重ねています。 「廃棄されることを残念に思う方々が多い」と彼女は語ります。実際に、店舗で余らせたものをどうするかという課題は難しい問題です。「トリニコがあれば、私たちの食品ロス問題に真正面から取り組むことができ、環境のためにも貢献できる」と力強く語る声も多く聞かれます。
湘南特有の風景
湘南地域の魅力は、その人々の親しさにもあります。和木さんは、地域性についてこう語ります。「湘南の人々は自分たちの住む町が大好き。そして、小さな商店が多く、各店舗が個性を大切にしています。」 そのため、店舗と顧客の距離が近く、フレンドリーなやり取りが特徴的です。お客さんがただ商品を購入するのではなく、そのお店の温かさを感じながら、親しみのある交流が生まれる環境が整っています。
昨年、トリニコは「鎌倉サーキュラーアワード」を受賞しました。受賞式では、地域の方々とのフレンドリーな交流が印象的だったという和木さん。「この地域の人たちが一体感を感じながら活動している姿を見ると、とても嬉しい。」と語る彼女は、これからも湘南らしさを大切にしながら、トリニコを通じて循環型社会の実現を目指しています。
未来への展望
トリニコは今後も、湘南の地域性を生かし、より多くの店舗に参加してもらい、地域内で食材を循環させることで、持続可能な社会の形成に貢献していく方針です。「私たちのアプリを通じて、地域の人々が自然に食品ロスを減らすことができるようになってほしいです。」この言葉には、和木さんの想いが色濃く反映されています。
地域に根差した取り組みであるトリニコは、湘南・横須賀・藤沢地域の飲食店をさらに盛り立て、食べ物のロスを減らし、地域住民の食卓に新たな価値を提供することを通じて、持続可能な未来を目指しています。これからも目が離せないプロジェクトです。