待つ時間をおいしさに変える。ピエトロの新たな挑戦
株式会社ピエトロが新たに提案するのは、待つ時間を大切にする「体験型レトルト商品」です。その名も『おいしいの見つけ方』。ピエトロは、まずは第1弾として博多明太子のクリームパスタソースと福岡県朝倉市のさらさらごんぼのポタージュを発表しました。この商品は、2025年12月10日からANA FESTA 福岡空港店で先行販売が開始される予定です。
「待つ時間」を価値ある体験に
これまでレトルト食品は、手軽に食べられることが主な魅力とされてきましたが、ピエトロはその常識を覆します。『おいしいの見つけ方』では、湯煎の待ち時間を「わたしのおいしいを膨らます時間」と捉え直す、新しい価値を提案します。この間に、食べる人が自分自身のおいしさと向き合うことで、料理を楽しむ心の準備が整います。
この発想に基づく体験型レトルト食品は、ただ食べるだけでなく、食を通じて自分を見つめ直す時間を与えてくれる新しいスタイルです。食事を摂るという行為が、単なる栄養補給にとどまらず、心の満足を得る時間になるのです。
本型パッケージが生み出す特別な体験
『おいしいの見つけ方』のパッケージは、本型のデザインが特徴的です。箱を開けると現れるのは、「おいしいの見つけ方」という題名の短編エッセイ。表紙には印象的なイラストが描かれており、この商品を手に取った人々に向けて、各々の「おいしい」を見つけ出してほしいと願いが込められています。
このパッケージが生み出すのは、食前の豊かな時間。エッセイを読みながら、湯煎を通じて心が落ち着く瞬間を楽しむことができます。料理はただ食べるものではなく、味わったり、感じたりするものなのです。
地元の味を楽しむ食体験
シリーズには、福岡・九州の地元食材とのコラボレーションも含まれています。第1弾として使用されたのは、博多を代表する食材「博多明太子」と、朝倉市の名産「さらさらごんぼ」。これにより、消費者はこのレトルト商品を通じて、地域の豊かな食材への興味を持つことができるのです。
開発の背景とその願い
担当者のコメントによれば、現代はAIやデジタル化が進み、効率が求められる時代ですが、人が「おいしく食べる」という行為は変わることがないとのこと。ピエトロでは、レトルト商品の便利さを追求する中で、ただ「便利」なだけでなく「体験」を大切にしたいと考えました。
例えば、山頂で食べるおにぎりがなぜおいしいと感じるのか?という問いかけから生まれたのが、食べるまでのプロセスやその間の待つ時間が、おいしさを生み出すのではないかという仮説です。
この商品は、湯煎という何気ない時間に、どれだけ特別な「おいしさ」を再現できるかという試みの結果生まれました。
商品概要とピエトロの理念
- - 商品名:おいしいの見つけ方
- - 販売店舗:ANA FESTA 福岡空港店(先行販売)、その他駅や空港など
- - 各商品内容:
博多明太子のクリームパスタソース(110.3g)
福岡県朝倉市のさらさらごんぼのポタージュ(150g)
ピエトロの物語は、1980年に福岡市・天神でオープンした小さなパスタ専門店『洋麺屋ピエトロ』から始まります。以来、ドレッシングやパスタソースを提供し続け、現在のような地位を築いてきました。
料理は人の手によって生まれるものとし、効率性よりも「おいしさ」にこだわったものづくりを続けています。今後もたくさんの「おいしい、楽しい」を提案し、皆さまにしあわせを届けたいと考えています。