アンテナショップの進化
2025-02-06 16:54:27

アンテナショップの固定客化進展、若年層利用者が増加中

アンテナショップの固定客化進展、若年層利用者が増加中



最近の調査によって、東京都内にあるアンテナショップでの固定客化の動きが顕著になってきました。株式会社ブランド総合研究所が行った「第8回アンテナショップ利用実態調査2025」では、首都圏に住む20,000人を対象にアンテナショップの利用状況が詳しく分析されました。

来店経験と固定客化の実態


調査の結果、東京都内のアンテナショップを1年以内に利用した人の割合がわずかに減少しましたが、リピート率は増加しています。具体的には、来店経験がある人の訪問頻度が増え、ヘビーユーザーの割合が高まっていることが示されています。昨年は5.31回だった訪問回数が、この調査ではさらに増加しており、特に毎日訪れるような頻繁な通い手も見受けられるようです。

特に印象的なのは、20代の利用者が際立って多い点です。20代の年間訪問回数は9.05回であり、60代以上は4倍近くも訪れていることが分かりました。これにより、アンテナショップは若い世代にとって貴重なマーケットとなっていることが明らかになりました。

観光情報の活用


調査では、アンテナショップを訪れた際に「観光パンフレットや情報を得た」と答えた割合が17.0%に達しました。この結果から、アンテナショップがただの商品の購入場所ではなく、地域に関する情報を得るための拠点へと変貌を遂げていることが見て取れます。多くの利用者が観光地の情報を集め、旅行の計画に役立てているとのことです。

人気店舗ランキング


店舗別では、北海道の「どさんこプラザ」が最も利用されており、常に人気を誇っています。しかし、安泰とは言えず、以前より来店率が低下していることも懸念材料です。続いて沖縄の「銀座わしたショップ本店」や、今後閉店予定の「宮城ふるさとプラザ」が挙げられ、東北の店舗の利用率が高まっています。

飲食施設の利用状況


アンテナショップ内に併設されている飲食施設の利用状況も上昇傾向にあります。過去1年での利用者は16.31%で前年の数値を上回っています。特に北海道の飲食施設が人気を集めており、ソフトクリームなどのメニューが支持されています。これも、店舗を訪れる理由の一つとなっているようです。

このように、アンテナショップは買い物だけでなく、観光の情報収集や地域体験の場としても新たな役割を果たしていることがわかります。今後ますます多様化するその機能に注目が集まります。


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