フィンランドの新たな音楽潮流を感じる『JOMO』
2023年9月26日、フィンランドを拠点に活躍するプロデューサーMishaとcocabonaが共同で制作したEP『JOMO(Joy Of Missing Out)』がリリースされました。この作品は、オルタナティブR&B、ジャズ、そしてヒップホップを融合させた革新的なサウンドが特徴です。
参加アーティストとその魅力
このEPには、国際的に才能を持つヴォーカリストが多数参加しています。オランダのJoya Mooi、イギリスのKadeem Tyrell、アメリカのLatrell JamesやToriTori、そしてデンマークのTamara Mneneyなど多彩なアーティストたちが参加し、それぞれの個性を生かした楽曲が展開されます。
中でもリードシングル「The Present」では、Jamiroquaiの伝説的ドラマー、Derrick McKenzieが参加し、グルーヴ感あふれるトラックを支えています。この楽曲は、先進的なプロダクションによって生まれたもので、現代の過剰な刺激から一歩引いて、シンプルな「今を楽しむ喜び」を伝える内容となっています。
クリエイターMishaとcocabonaのプロフィール
Mishaは、Lalah HathawayやTalib Kweli、MoonchildのAmber Navranといった著名なアーティストとの共演経験を持ち、ソロアルバム『Nocturnal』と『Radiant』は、国内外で高評価を浴びています。彼の音楽スタイルは、ソウルフルで洗練されたサウンドが特徴で、オルタナティブR&Bやヒップホップ、ビートミュージックなどを適切に融合させています。
一方、cocabonaはヘルシンキを拠点に活動する多才なミュージシャンであり、ジャズ、R&B、ヒップホップを融合させた有機的なプロダクションスタイルが魅力です。彼の楽曲は、Chillhop MusicやLofi Girlなどからもリリースされ、高く評価されており、ストリーミング再生は1億回を超えています。
共同EP『JOMO』に込められたメッセージ
『JOMO』は、フィンランドのビートシーンから生まれた二人のクリエイターによるプロジェクトです。彼らは、ロンドン、ヘルシンキ、アムステルダム、ニューヨークなど、さまざまな都市で行ったセッションを基に、このEPを完成させました。
テーマである「Joy Of Missing Out」は、現代社会における情報過多やプレッシャーから離れ、自分自身を見つめ直すことの重要性を伝えています。過剰な刺激の中で、静けさを選び取ることの喜びを音楽を通じて表現することが、彼らの新たな挑戦でもあります。
まとめ
音楽の未来に新たな風を吹き込む『JOMO』。Mishaとcocabonaの才能が結集したこのEPは、聴く人々に深い感動をもたらすことでしょう。ぜひ彼らの音楽に触れ、そのエネルギーとメッセージを感じてみてください。2025年にはヨーロッパツアーも予定されており、その活動にも注目です。
リリースはSWEET SOUL RECORDSから行われ、詳しい配信リンクは
こちらから確認できます。