名古屋の小さな和菓子屋が日本一を獲得
愛知県名古屋市にある和菓子屋『鯱もなか』が、このたび『全国ご当地おみやげブックカバーコンテスト2025』にてSNS得票数グランプリを獲得しました。このコンテストは、地元書店の活性化を目的に、全国268の書店で行われ、各地の特産品を活用したブックカバーが配られました。共有されたポストに多くの「いいね」が集まり、競い合う熱い戦いが繰り広げられました。
SNSでの大接戦
グランプリ大会は12日間開催され、全国から選ばれた5社が激しく競いました。『鯱もなか』は東海・近畿ブロックの代表として進出し、まずは同じく強豪である『でん六豆』と一騎打ちの展開に。両者は、日々リードを奪い合いながら、互いに応援するコメントがSNS上で増えていきました。最終的には『鯱もなか』がSNS投票部門で日本一の得票数を得る素晴らしい成果を収めました。
しかし、グランプリの最終結果としては山形県の『でん六豆』が現地投票も合わせて1位に輝き、『鯱もなか』は惜しくも涙を呑む結果となりました。この競争は、ただの投票以上の意味を持つもので、多くの人々に感動を与えました。
感謝を込めたキャンペーン
SNSでの支持を受け、『鯱もなか』は「鯱もなかの恩返し。4326票の大感謝キャンペーン」を開催することを発表しました。全国からの応援があったことへの感謝の気持ちを込めて、お菓子の詰め合わせを提供し、さらに日本一記念の特製シールもプレゼントします。これらのシールは、当選者だけの特典として手に入れることができるレアアイテムです。このキャンペーンは11月25日から12月8日まで行われ、参加方法も簡単です。
地方の誇りを胸に
『元祖鯱もなか本店』は、かつて売上激減で廃業の危機に迫ったこともありますが、温かい応援の声によって復活を果たしました。地元名古屋を象徴する金シャチをモチーフにした『鯱もなか』は、地元文化や想いを全国へ広げていくとともに、今後も名古屋の誇りを守り続けていく決意を表明しています。
最後に
名古屋の小さな和菓子屋がSNSを活用して、大きな一歩を踏み出しました。新たな挑戦を通じて地域貢献を続けていく『鯱もなか』の今後に期待が高まります。