美狂乱の新作
2025-09-08 14:20:32

美狂乱の新作『ブラッドライナーズ』がもたらすプログレッシヴ・ロックの進化

美狂乱、待望の新作『ブラッドライナーズ』の魅力に迫る



1974年に創立された美狂乱は、日本の音楽シーンに多大な影響を与えているプログレッシヴ・ロックバンドです。特に、1980年代のプログレッシヴ・ロックリバイバルの時期において、彼らの音楽は多くのファンを惹きつけました。1982年にリリースされたセルフ・タイトルのアルバムや、1983年の『パララックス』は、テクニカルな演奏と独特のスタイルで、今でも高く評価されています。

この度、2025年9月12日(金)にリリースされる新アルバム『ブラッドライナーズ/BLOODLINERS』が、長い間待ち望まれていました。特に、今作にはバンドのオリジナルメンバー、須磨邦雄が深く関与し、次世代の音楽家であり息子の須磨和声がヴァイオリンで参加している点が注目されています。彼らの強い絆が作品全体に息づいていることは、まさに『血族』というタイトルに表れています。

アルバム制作の舞台裏



今作のレコーディングは、静岡県の富士山近くに位置する魅力的なスタジオ、Mountain North Studioで行われました。この環境は、楽曲に自然の豊かさを取り込むのにピッタリです。『ブラッドライナーズ』は、プログレッシヴ・ロックという古典的な枠を超え、現代のオルタナティブなサウンドも取り入れられています。特に、キング・クリムゾンの時代を彷彿とさせるような鋭いサウンドと緊迫感がある演奏は、従来の美狂乱の魅力を引き出しています。

さらに、ジャケットやブックレットには、マイルス・デイヴィスのオフィシャルフォトグラファーである内藤忠行氏の作品が用いられています。美狂乱のメンバーに加え、須磨和声と実姉の三枝晴美の参加も、新しい音楽の風を運んでいます。

新曲の魅力



『ブラッドライナーズ』には、特に注目される楽曲があります。その一つが1曲目の「ショート・フィルム」で、すでにYouTubeでミュージックビデオが公開されています。また、2曲目の「ロック・ミー」は9月9日に各種サブスクリプションサービスで配信が始まり、期待が高まります。これらの楽曲は、血縁関係にあるメンバーの演奏を生かした内容になっています。

まとめ:未来に向かう美狂乱



美狂乱は、これまで数回の活動休止を経ながらも、常に新しい挑戦を続けてきたロックバンドです。本作『ブラッドライナーズ』は、単なる新曲の発表にとどまらず、彼らの進化をも感じさせる一作です。プログレッシヴ・ロックの枠を超え、多様な音楽性を持つ美狂乱は、今後も多くの音楽ファンに影響を与え続けることでしょう。新たな音楽の旅が始まるこの瞬間を、ぜひ共に体験しましょう。


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