I-neがサステナビリティ向上へ向けた新たな一歩を踏み出す

株式会社I-ne（アイエヌイー）は、2024年10月23日に、新たにサステナビリティ・リンク・ローン契約を締結したことを発表しました。この資金調達は、株式会社トゥヴェールの株式取得を目指すものであり、環境と社会に配慮した企業活動を推進するための重要なステップとなります。

サステナビリティ・リンク・ローンの目的

このローンは、企業のサステナビリティ戦略とそれに連動したパフォーマンス指標（SPTs）を基に、貸出条件を設定する仕組みです。これにより、借り手はSPTsの達成に向けた動機付けが行われ、持続可能な経済活動の促進を目指します。

I-neの経営理念である「We are Social Beauty Innovators for Chain of Happiness」に沿った形で、企業は様々なブランドを通じて「幸せの連鎖」を育てることに挑戦しています。この理念に基づき、サステナビリティを重視した商品開発を進めており、今後も企業の成長を環境保護と両立させる意識を持ち続ける所存です。

資金調達の詳細

今回の借入は、2025年4月30日に実行される予定で、金額は90億円、借入期間は7年間です。借入先は三井住友銀行となっており、無担保・無保証という条件で行われることが特徴です。また、気候変動に関する評価指標であるCDPのスコアを基にしたKPIが設定されています。

I-neは、この借入を通じて資本効率を高めつつ、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを加速させることを目指しています。サステナビリティに注力することで、企業価値の向上と社会への貢献を同時に実現する方針です。

企業としての今後の見通し

I-neによる今回の資金調達が2025年12月期の連結業績に与える影響は軽微であると考えられていますが、もし将来的に大きな影響が発生した場合は速やかに発表されるとのことです。企業の持続可能な成長と社会貢献を両立させるこの施策は、今後の業界全体にとっても重要なファクターとなるでしょう。

会社概要

I-neは2007年に設立され、大阪府を拠点に様々なブランドを展開しています。代表取締役社長は大西洋平氏で、企業は「Social Beauty Project」などの社会貢献活動にも取り組んでいます。発売する代表的なブランドには、BOTANISTやSALONIA、YOLUなどがあります。

持続可能な社会の実現に向けたI-neの革新的な取り組みは、今後さらに注目を集めることでしょう。環境への配慮を大切にしつつ、成長を続ける企業の姿勢は、私たちにとっても大きな希望です。