CBNガイドライン発表
2025-06-06 09:38:03

新たなCBN認識を促進するガイドラインが発表されました

CBN(カンナビノール)含有食品ガイドラインの新設



2025年6月6日に一般社団法人全国大麻商工業協議会(以下、全麻協)より発表された新たなガイドラインは、CBN(カンナビノール)を含む製品の安全な利用と流通を目指しています。本ガイドラインは、既存のカンナビノイド(CBD、CBN、CBGを含む)に関するガイドラインの附則として位置づけられ、特にCBNに特化した内容となっています。これにより、業界全体での自主基準を明文化し、消費者の理解と安心を確保することが目的とされています。

ガイドラインの目的



新規ガイドラインの主要な目的は、CBN製品に関連するリスクを低減することです。科学的なエビデンスが不足している現状において、業界は自主的に予防措置を講じ、消費者が安心して自身の状況に応じて利用できる環境を整備します。また、日本国内で流通するCBNを含む食品を主な対象としており、特に20歳以上の成人を想定していますが、未成年への提供は制限されています。

CBNに関するリスク認識



ガイドラインにはCBNに関する基本的なリスク認識も明記されています。まず、科学的な知見が不足しており、CBNを摂取した際の長期的影響や具体的な摂取基準について、国内外でのコンセンサスが得られていません。さらに、個人の体質によってカンナビノイドの作用は大きく異なるため、特に初めての利用者には慎重な使用が推奨されています。

また、アルコールや他の精神活性物質との併用は、酩酊状態を引き起こす可能性があることが警告されています。妊娠中や授乳中の女性についても、その影響が不明な点が多いため、利用は避けた方が良いとされています。

推奨される使用方法



この新しいガイドラインでは、CBN製品を利用する際の推奨方法も示されています。まずは少量から開始し、体調に問題がないか確認することが重要です。摂取後のピーク作用を考慮し、過剰摂取を避けるためにも、十分な間隔を空けることが勧められています。

禁止または注意が必要なケース



ガイドラインはまた、20歳未満への提供や、妊娠・授乳中の利用、さらには重度の基礎疾患を有する人に対しては利用を控えるべきとしています。それに加え、短時間での多量摂取についても注意が必要で、体調に異変を感じた際は速やかに摂取を中止し、医師に相談することが推奨されています。

見直しと運用



安全性を確保するため、ガイドラインは定期的に見直される予定です。科学的知見の蓄積や法改正に合わせて、必要に応じて改訂が行われることになります。全麻協は、関係機関や他の団体と連携し、CBN製品の健全な市場を構築していく姿勢を示しています。

終わりに



この新たなCBN含有食品ガイドラインは、業界の自律的な取り組みを通じて消費者の安全を守ることを目的としたものです。CBNに関する正確な情報提供や、利用者一人ひとりが適切に判断できる環境づくりに向けて、全麻協は引き続き努めてまいります。今後も新しい情報が得られ次第、ガイドラインの見直しや情報共有を続けていく方針です。


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