大阪芸術大学とお菓子の新しい未来
2025年の関西万博で、大阪芸術大学デザイン学科が誇る学生たちが企画した「未来のお菓子」プロジェクトが注目を集めています。このプロジェクトは、日本の伝統的なお菓子文化を未来へとつなげる試みで、全国の大手お菓子メーカーとの産学連携によって実現されます。
お菓子で笑顔を
「お菓子で世界にスマイルプロジェクト」と名付けられたこの大規模な展示では、お菓子の展示が「過去」「現在」「未来」の3つのゾーンに分けられ、それぞれの魅力と可能性を伝えます。伝統的なお菓子作りの技術が今では失われつつある中、日本が誇るお菓子の文化を再評価し、来場者に楽しんでもらうことが目指されています。このプロジェクトでは、未来のお菓子をテーマにしたパッケージデザインを学生たちが手がけており、11社のメーカーと共同で、参加者が「見る、触れる、食べる」体験を提供します。
学生たちの創造力
デザイン学科では、2024年度から始まる授業の一環として、未来のお菓子に関するデザインを学生たちが提案し、それに基づくアイデアが集約されました。その結果、66のアイデアが生まれ、8社が学生のクリエイティブなデザインを採用する運びとなりました。学生の斬新な発想に基づいたパッケージが、どのようにお菓子の魅力を引き出すのか、ぜひ会場でご覧ください。
各ゾーンの魅力
展示は「過去ゾーン」「現在ゾーン」「未来ゾーン」と分かれており、各ゾーンで異なるテーマが盛り込まれています。
- - 過去ゾーンでは、昭和の懐かしいお菓子を展示し、落雁やポン菓子などの伝統的なお菓子の魅力をアピール。
- - 現在ゾーンでは、販売中のお菓子を使ったアート作品が展示され、参加企業の独自の魅力が際立っています。
- - 未来ゾーンでは、学生たちがデザインしたパッケージを共有し、未来のお菓子コンセプトが体験できる場となっています。
日本のお菓子の可能性
お菓子は日本文化の中でも特に、人々に笑顔をもたらすものです。駄菓子屋の減少や伝統的な技術の継承が難しくなっている現在ですが、日本のお菓子はそのユニークさ、コストパフォーマンスの高さから国際的にも評価されています。プロジェクトの主旨は、こうした日本のお菓子の魅力を国内外に広め、皆が笑顔になれるお菓子文化を築いていくことです。
出展情報
このプロジェクトは2025年7月2日から6日まで、大阪・関西万博内で行われます。大規模な混雑が予想されるため、先着順での案内となるため、早めの来場を推奨します。
お菓子で作り出す笑顔を共に経験し、新たな日本文化の一端に触れてみませんか?