オリジナル需要拡大の実態に迫る
株式会社プラスワンインターナショナルが行った調査では、カスタマイズ商品の関心度が年代によってどのように異なるのかを明らかにしました。この調査は2025年8月に実施され、20代から60代までの各年代から合計1,049人が参加しました。特に注目すべきは、40代の関心度が最も高いという結果です。
カスタマイズ商品に対する年代別関心
調査によると、「カスタマイズできる商品を購入または検討した」と回答した方の割合は、40代が最も高く、次いで30代、そして20代が続きました。一方、60代の関心度は約20%にとどまることから、年代によってカスタマイズ商品への認知度に違いがあることが浮き彫りになりました。特に、20代から40代の参加者はファッション系アイテムのカスタマイズに興味を示しており、カジュアルウェアやアクセサリーが多く取り上げられました。
また、50代以降では生活雑貨や文房具のカスタマイズに関心が集まっていることも明らかになり、デジタル雑貨、特にスマホケースはすべての年代で人気を集めています。
ウェアカスタマイズの実態
カジュアルウェアのカスタマイズ経験を持つ人に対し、どのようなカスタマイズを選んだかを尋ねたところ、最も多かったのは「プリント」で、その次が「刺繍」という結果になりました。多くの人が購入を検討したものの、最終的には「撥水加工やUVカット加工」など、機能面にこだわる人も多いようです。
また、カスタマイズする際に重視するポイントとして「色」「素材」「価格」の3点が挙げられました。特に、年代ごとに注目するポイントには違いがありました。20代と40代は「色」に重点を置く傾向があり、30代は「価格」に敏感なことがわかりました。50代は「素材」を重視しており、60代は全体的にわりと均一なニーズを持つ傾向がありました。
金額感とカスタマイズの自由度
カスタマイズ商品については、1着あたりの価格感が1,000円から6,000円と幅広く分布していることがわかりました。最も多く選ばれたのは4,000円から6,000円で、続いて1,000円から3,000円の価格帯でした。これにより、手頃な価格からしっかりとしたこだわりを持つことができるカスタマイズのニーズが多様であることが伺えます。
さらに、カスタマイズサービスの自由度についても多くの意見が寄せられました。『プリント・加工の種類が豊富であれば良かった』『プリント・加工の位置を自由に選べたら良かった』『アイテムの種類がもっと豊富であれば良かった』という要望が多く見られました。特に年代が若い20代から30代の人々は、注文から受け取りまでのスピードやWEB・スマホで完結できる利便性を重視する傾向が見受けられました。
未経験者からのニーズ
逆に、カスタマイズ商品を購入・検討したことがない方に対して調査を行ったところ、全年代で『プレゼントやギフト』がカスタマイズサービスを検討する際の最も多いシーンとされています。次いで『記念品』が続き、特別な贈り物としてのニーズが高いことがわかりました。
また、未経験者がカスタマイズ商品を利用しようと思うきっかけとしては、セールやキャンペーン、さらには『コラボ』や『話題性』が重視されることが明らかになりました。特に20代から30代はコラボに強い関心を持っているようです。
カスタマイズ体験と今後の展望
今後カスタマイズしたいアイテムについては、全ての年代でTシャツやパーカーといったカジュアルウェアが特に人気でした。また、スマホケースなど身近なアイテムへの関心も高く、日常的に使うものをカスタマイズしたいという欲求が見て取れます。
カスタマイズに対する要望も明らかになり、経験者はその自由度の高さを求め、未経験者は注文方法のわかりやすさを求める傾向が確認されました。今後のカスタマイズサービスの発展には、これらのニーズに応じた改良が期待されます。
会社概要
- - 会社名: 株式会社プラスワンインターナショナル
- - 本社: 香川県高松市木太町5116番地20
- - 設立: 1999年10月
- - 代表者: 代表取締役 新開 強
- - URL: 公式ウェブサイト
- - 事業内容: 衣料品製造販売、紙製品・消耗品製造販売