女性たちを支える「ガールズフリッジ」プロジェクト
2023年9月、株式会社TSIホールディングスは、児童養護施設を中心に支援活動を行う『いちご言祝ぎの杜』から新たなプロジェクト『ガールズフリッジ』を立ち上げました。このプロジェクトは、家庭内暴力(DV)シェルターや女性保護施設にいる女性たちの生活を支援するためのものです。社会的保護を必要とする女性たちに、少しでも歓びを提供できるよう尽力しています。
社会的責任を果たす活動
2025年9月には、このプロジェクトの5回目の支援活動が実施されました。今回の支援は、SDGs(持続可能な開発目標)に則り、特に目標1(貧困をなくそう)、目標5(ジェンダー平等を実現しよう)、目標10(人や国の不平等をなくそう)を実現するために行われました。TSIは、衣服や雑貨、約1000点を全国の母子生活支援施設および児童福祉施設に提供しました。
この取り組みは、ただ物資を提供するだけではありません。「ファッションの力を信じよう」というスローガンのもと、ファッションによって女性たちに自信を与えることを目指しています。コロナ禍においては、店舗の休業やテレワークなどに直面し、経済的困窮や未来への不安に苛まれる女性たちを少しでも元気づけたいと願っています。
「歓び」を増やす取り組み
公益社団法人『いちご言祝ぎの杜』の執行理事でプロジェクト責任者の市ヶ坪さんは、支援活動の重要性を強調します。彼女は「ファッションの力を実感する機会が増え、女性たちの笑顔や明るい表情が見られることに感動します」と語ります。プロフェッショナルなスタイリストがコーディネートするこのイベントは、参加者にとって特別な体験であり、日々の生活に希望を与えています。
参加者の服が並ぶ会場では、笑い声が絶えず、まるで買い物を楽しむかのような雰囲気が漂います。彼女たちを支えるケアワーカーや、スタッフの皆さんも、この瞬間を心から楽しみ、一緒に喜びを分かち合います。
続ける支援の意義
TSIのCEO下地さんは、支援活動の成長を感じています。「初めは暗く黙って入室していた方々が、今では楽しそうにおしゃべりしながら選んでいる姿を見ると、支援の重要性を実感します」と語ります。支援を通じて、女性たちが笑顔を取り戻し、再出発の一歩を踏み出すための助けになれることを願っています。
このプロジェクトでは、養護施設での七五三や成人式を祝う活動や、子供たちへの美術館招待ツアーなど、次世代への支援も行っています。また、被害者の方々と向き合う職員の方々を癒すためのアクティビティも大切にしています。社会に貢献する企業として、私たちは引き続き心を込めて支援を続けていきます。
公式サイト
この活動が広がることで、多くの女性たちに希望がもたらされることを願ってやみません。