横浜で邦楽の未来を
2025-11-21 18:14:25

横浜みなとみらいホールでの邦楽の未来を切り開く公演

邦楽の新たな可能性を探る公演



2026年3月14日、横浜みなとみらいホールでは、伝統音楽の新しい形を探求する公演「Just Composed in Yokohama」が開催されます。このシリーズは、日本の同時代音楽を未来へ継承することを目的としており、今回は初めて邦楽奏者のみでのパフォーマンスが行われる特別なイベントです。テーマは「音の精神」。

新作と再演で彩るプログラム


今年の公演では、日本の伝説的な三味線奏者、本條秀慈郎が初登場します。彼は三味線音楽の可能性を追求し、様々なジャンルとの共演を重ねてきました。今回のプログラムでは、彼が信頼する演奏家たちと共に、新作と過去の委嘱作品の再演を通じて、三味線を軸にした多彩な音楽体験を提供します。特に、ドイツ在住の作曲家、岸野末利加の委嘱による新作は大きな注目を集めています。

本條秀慈郎が奏でる日本の精神性


本條秀慈郎は、酒井健治や北爪道夫といった日本の作曲家による現代的かつハイブリッドな作品を演奏し、「日本ならではの音楽や時代を超えた希望を感じてほしい」というメッセージを込めています。彼の提案する音楽は、ソロからデュオ、トリオ、カルテットと編成が変わり、日本独自の精神性を強調します。自然の揺らぎや風の美しさ、そして螺旋的な音の動きが、聴衆を魅了することでしょう。

新たな創造への挑戦


この公演の目玉の一つは、過去に委嘱された作品の再演です。藤家渓子によって1994年度のために書き下ろされた《風神》は、尺八、三味線、胡弓、そして二十五絃箏へと新たに編曲され、秀慈郎自身のアレンジで新しい命を吹き込まれます。このように、歴史的な作品を現代風に昇華させることで、横浜の地から新たな音楽の波が生まれることを期待しています。

公演の詳細


この特別な機会をお見逃しなく。公演は、横浜みなとみらいホール小ホールで、2026年3月14日15:00から始まります。出演者は本條秀慈郎を中心に、川村葵山(尺八)、木村麻耶(箏・二十五絃箏)、堅田喜三郎(邦楽囃子)が名を連ねます。チケットは全席指定で、一般3,000円、65歳以上・障がい者の方は2,800円、大学生は1,500円、高校生以下は1,200円となっています。

話題の邦楽演奏会を通じて、日本の音楽シーンに新たな風を吹き込むこの公演で、皆様のご来場を心よりお待ちしております。美しい音楽と共に、「音の精神」を感じる素晴らしい一日になることでしょう。


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