国宝と初音の調度
2025-04-23 17:32:21

国宝とコラボした煎餅「姫ゆかり 初音の調度」が話題!

名古屋市長賞を受賞した煎餅「姫ゆかり 初音の調度」



名古屋を代表するお菓子屋、株式会社坂角総本舖が、国宝「初音の調度」をモチーフにした新しい煎餅「姫ゆかり 初音の調度」を発表し、名古屋市長賞を受賞しました。この受賞は、歴史的な背景を持ちながらも、現代の感覚で表現された新たな魅力を持つ商品に対する評価を示しています。まずはこの商品について詳しく見ていきましょう。

「姫ゆかり 初音の調度」とは


「姫ゆかり 初音の調度」は、2024年9月1日に発売される予定の煎餅で、32枚入りで価格は税込1,620円です。この煎餅の最大の特徴は、江戸時代から伝わる技術を活かした二度焼きの仕上げにより、ひとくちサイズの〈ゆかり〉として日本の風情を感じさせます。特に、徳川美術館のミュージアムショップや名古屋市内の百貨店での取扱いがあり、オンライン通販でも購入可能です。

デザインに込められた意味


この商品は、国宝「初音の調度」のひとつ、「初音蒔絵小角赤手箱」をデザインのベースにしています。この伝説的な箱は、紫式部の名作『源氏物語』に登場する明石の君が娘を想って詠んだ和歌が隠されています。製品の中にも、その和歌が巧みに配置されており、歴史と愛情に満ちた物語を感じることができます。煎餅の個包装もオリジナルデザインで、お土産や贈り物にもぴったりです。

国宝「初音の調度」の歴史


国宝「初音の調度」は、徳川将軍家の千代姫が尾張徳川家の二代目藩主・光友に嫁ぐ際に持参した婚礼道具です。この神秘的な道具は、作成に2年余りの歳月を要したとも言われ、当時の最高峰の技術が結集されています。特に、母親が娘の幸せを願う心が込められた和歌は、その背景をより深く感じさせてくれます。

坂角総本舖と「ゆかり」の歴史


坂角総本舖は、江戸時代に徳川家に「えびはんぺい」を献上したことから始まりました。この逸話は、千代姫が嫁いだ際、徳川光友が横須賀の浜辺で漁師たちが焼いた海老のすり身を賞賛した結果、煎餅「ゆかり」が誕生したことに由来します。現在、この会社は創業136年を迎え、その伝統を大切にしながらも、新たな試みとして「姫ゆかり 初音の調度」を世に送り出しました。

まとめ


煎餅「姫ゆかり 初音の調度」は、歴史的背景と現代の感性が融合した一品です。この商品を通じて、名古屋の文化や伝統をより深く知る良い機会になりそうです。興味がある方は、ぜひ発売を楽しみにしていてください。名古屋観光の新たな名物として、皆さんの手に取る日を心待ちにしています。


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