2つの魅力的なVチューバー小説が登場!
11月21日(金)、集英社から小学生向け小説レーベル「集英社みらい文庫」より、Vチューバーをテーマにした新作が2冊発売されます。ひとつは柴野理奈子が手がけた『放課後Vチューバー!絶対ヒミツの配信者生活スタート!』、もうひとつは藍沢羽衣の『【閲覧注意】呪われても知りません#スマホ #怪異 #VTuber配信者の謎』です。エンターテインメントの新しい形として、Vチューバーの魅力を存分に楽しむことができる作品たちです。
小学生に大人気のVチューバー!
昨今、Vチューバーは小学生の間で急速に人気を集めています。ニフティ株式会社が実施した「小中学生のなりたい職業に関するアンケート」では、2025年には小学生のなりたい職業の第4位にVチューバーがランクインするほど。これは、彼らが憧れる新しい職業モデルとして定着している証拠です。
『放課後Vチューバー!絶対ヒミツの配信者生活スタート!』の魅力
この作品では、平凡な中学1年生・大森真帆が、運命的な出会いから大人気Vチューバーグループ「ストーリーパレット」にスカウトされ、歌の上手いメンバー・宇佐木アリスに変身する様子が描かれます。彼女は同級生の桜井玲香、藤沢ゆかりと共に、様々な試練を乗り越えながら配信の成功を目指します。
「ストーリーパレット」は、実際のVチューバーグループとしても活動を開始しており、興味深い展開が期待されます。本作にはイラストレーターとしてかの有名な間明田氏が参加しており、彼女のタッチが加わることで、視覚的にも楽しむことができる一冊となっています。
『【閲覧注意】呪われても知りません』の恐怖
もう一方の作品、『【閲覧注意】呪われても知りません』は、ふたごのVTuberであるサグルとマギが繰り広げる怪談配信をテーマにしたホラー小説です。彼らのYouTubeチャンネル「#検証中」では、生成AIで作成された恐怖画像や、ARゲームに出現する怪異との遭遇などを取り扱い、リスナーをドキドキさせる人気配信が展開されます。
この作品では、時折、恐怖を感じさせるような描写と共に、二人の背後にある暗い過去や配信の目的が明らかになる構成が魅力的です。恐怖画像満載の展開を届けるため、タムラヨウと債鬼の絵が重なり、現実と虚構の境界が曖昧になる不気味さを生み出しています。
新作小説を手に取ってみよう
いずれの作品も、子どもたちに人気のVチューバー文化を反映したストーリーであり、楽しいだけでなく、小学生の心を掴む要素がふんだんに盛り込まれています。両作品ともに、定価770円で新書判ソフトカバーとして販売され、192ページにわたる内容が盛り込まれています。
受験勉強や日常の疲れた時間を忘れ、ワクワクとスリルを味わえるこの2冊を、ぜひ手に取ってみてください!