テレビドラマから見る「おうち薬膳」の魅力とおすすめ本の紹介
今、「おうち薬膳」が密かに注目を浴びています。特に、4月から放送中のNHKドラマ「しあわせは食べて寝て待て」が大好評を得ており、その影響でますます多くの人が自宅で簡単にできる薬膳料理に興味を持っています。そんな中、特に評判を集めているのが、著者である山田奈美さんの新作本『からだが整う一汁一菜』です。この本は、読者が日々の食材を使いながら体調を整える方法を提案しており、非常に分かりやすいと話題になっています。今回、重版が決定したということで、その内容を詳しくご紹介します。
『からだが整う一汁一菜』の魅力
この本の最大の特徴は、体調に合わせた食材と一汁一菜の組み合わせを提案している点です。山田奈美さんは薬膳と発酵料理の専門家であり、その知識を生かしたレシピは、シンプルで美味しいだけでなく、体を癒す力を持っています。本の中では「疲れ」「胃腸」「女性特有の不調」「肌・美容」「気持ち」といったテーマごとに、効果的な食材を紹介。その食材を使った簡単で実践的な料理を紹介しています。
体調別のおすすめ食材
具体的には、まず「疲れ」に関連する不調には、どのような食材が効果的かを紹介しています。例えば、エネルギーを補給するための根菜や、ストレスを緩和する効果のあるハーブ類が推奨されます。これらはどれも手に入れやすい食材ばかりで、今日からでも簡単に取り入れることができます。
次に、「胃腸」の不調には、発酵食品や消化を助ける食材が効果的です。ヨーグルトや納豆、そして特に長ネギや生姜は、体を温め、消化機能を助けることが知られています。これらの食材を使ったレシピは手軽で家庭でも実践しやすく、ぜひ試してみる価値があります。
著者:山田奈美さんについて
本書の著者、山田奈美さんは、国際中医薬膳師として活躍する薬膳・発酵料理家です。彼女は東京薬膳研究所の立ち上げメンバーであり、薬膳だけでなく発酵食品に関する知識も豊富です。自宅では「和食薬膳教室」や「発酵教室」を主宰し、素材を活かした体に優しい料理を提案しています。彼女の料理教室は、広世代に人気が高く、参加者からはいつでも実践したくなると高く評価されています。
著書も多数あり、特に注目されるのが『はじめる、続ける。ぬか漬けの基本』や『二十四節気を愉しむ 季節の保存食』など、シンプルながらも豊かな内容が揃っています。彼女の著書からは、自然や季節を大切にした食文化へのリスペクトが感じられ、きっと多くの人に影響を与えることでしょう。
書誌情報
『からだが整う一汁一菜』は、2024年12月20日に発売される予定です。定価は1760円(税込)で、ISBNは978-4-391-16345-2となっています。また、こちらの本は書店やオンラインサイトでも購入可能です。
興味がある方は、ぜひ手に取ってみてください。薬膳の魅力を知り、自宅で手軽に試してみることで、心身ともに健康的な生活を楽しむヒントが見つかるでしょう。