ベルリン映画祭挑戦
2025-12-19 12:33:13

ベルリン国際映画祭で映画プロデューサーが新たな挑戦を始める!

ベルリン国際映画祭で進化する映画の未来



映画業界の新たな潮流が、2026年2月にベルリンで幕を開けます。特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)が主催する「ビジターズプログラム」に、3名の映画プロデューサーが参加することが決定しました。彼らは、国際共同制作に必要な知識や技術を習得し、新たなネットワークを構築するこの貴重な機会を生かすことで、これからのキャリアに大きな影響を与えることが期待されています。

このプログラムは、ベルリン国際映画祭併設のヨーロピアンフィルムマーケット(EFM)で開催され、国際的な映画制作のノウハウを学ぶための重要なステップとなります。今回の参加者は、岩瀬顕子さん、上浦侑奈さん、佐藤圭一朗さんの3名で、それぞれ独自の経歴を持つプロデューサーです。

参加者紹介



岩瀬顕子(Akiko IWASE)


栃木県宇都宮市出身で、バージニア州立ウィリアム&メアリー大学国際関係学部を卒業した岩瀬さんは、劇団「日穏-bion-」を主宰し、舞台制作の他、映画にも積極的に取り組んでいます。彼女はリドリー・スコット製作の映画「Earthquake Bird」や、ドラマ「TOKYO VICE」、ジョニー・デップ主演の「MINAMATA」など、多くの国際作品に出演しており、その活躍ぶりは目を見張るものがあります。2019年には、ベルリン国際映画祭でレッドカーペットを歩く機会を得て、映画制作における国際的な経験が豊富です。

上浦侑奈(Yuna KAMIURA)


慶應義塾大学で映画演劇論を専攻した上浦さんは、テレビ企画制作部での経験を活かし、深夜ドラマのプロデュースを数多く手掛けています。特に、クィア作品の制作に力を入れ、「恋と弾丸」や「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」シリーズでの成果が注目されています。最近では、Netflixで放送されるオリジナルドラマ「滅相も無い」で国内ギャラクシー賞の奨励賞を受賞するなど、次世代の映像作家としての地位を確立しています。

佐藤圭一朗(Keiichiro SATO)


新潟県出身の佐藤さんは、制作進行からキャリアをスタートし、多くの作品に携わってきました。特に、入江悠監督作品『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』や中国映画『燃えよデブゴン TOKYO MISSION』では、日本ユニットの制作を担当するなど、国際的な視野を持つプロデューサーです。現在はLat-Lonに所属し、新人監督の育成事業にも積極的に関わっています。

プログラム内容



「ビジターズプログラム」で参加者は、以下のようなことを実体験できます:
  • - 国際共同制作に関する知識や技術
  • - 他国のプロデューサーとのネットワーキング
  • - 各国の助成金制度や国際制作の最近の動向

VIPOは、彼らのベルリンでの経験を最大限にサポートし、その後の活動の進展を支援する姿勢を強調しています。また、参加者が得た学びは、後日実施報告としてまとめられる予定です。このプログラムが彼らのキャリアにどう寄与するのか、今後の活躍に注目です。

国際映画祭における挑戦は、個々のプロデューサーだけでなく、日本の映画界全体に新たな可能性を開くための重要な一歩となることでしょう。彼らの未来がますます楽しみです!


画像1

画像2

画像3

画像4

関連リンク

サードペディア百科事典: ベルリン国際映画祭 国際共同制作 映画プロデューサー

トピックス(映画)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。