ウォーターポイントが特許取得!災害時と平常時で使い分ける浄水システムの全貌
ウォーターポイント株式会社(本社:広島県)が、東京都八王子市における防災型宅配水工場「ウォーターポイント八王子」で新たに特許を取得しました。この浄水システムは、平常時の高品質な宅配水製造と、災害時の生活用水供給を一本のシステムで実現するものです。この試みは、確実な水供給を全国に広げるための重要な基盤となることでしょう。
特許取得の背景
特許番号7873838号で認められたこのシステムは、平常時と災害時で運用方法を切り替えられるように設計されています。平常時はRO膜を2段階で活用し、宅配水としての水質を追求します。一方、災害時には井戸水と太陽光発電を代替水源・電源として利用することで、逆浸透膜を1段階で運用し、限られた電力の元でも飲用水と生活用水を供給できる仕組みです。
浄水システムの運用方法
平常時の運用
平常時には、地下水を原水として逆浸透膜の2段階処理を行い、高品質な水を確保します。この方法により、PFAS(PFOS・PFOA)などの水質基準をクリアした「ウォーターポイント・ミネラルピュアウォーター」を生産し、地域密着型のサービスを提供しています。これにより、高度な浄化技術と低価格を両立させ、安定した収益を生み出す仕組みが構築されています。
災害時の運用
災害が発生した場合、井戸水を活用し、太陽光発電や蓄電設備から電力を供給します。この際、逆浸透膜を1段階で運用し、簡素化された水処理プロセスによって電力消費を抑えます。これにより、安全性を保ちながら必要な水量を地域に継続して届けることができます。災害時には、最大20トンの水を供給できる能力を持ち、約2,000人分の水を支えることが想定されています。
収益モデルと地域連携
ウォーターポイント八王子は、平常時の事業が非常時の準備に直結しています。事業を日常的に運営することで得られる収益が、維持管理費を賄い、点検や設備の品質管理を行う資金源となるのです。また、地域との連携も強化されており、八王子市とは「災害時における生活用水の提供に関する協定」を結んでいます。これにより、いざという時にも迅速に対応できる体制が整っています。
今後の展望
ウォーターポイントは、今後も特許技術を駆使し、地域に基づいた小規模で分散型の水拠点を展開していく方針です。これにより、自治体や商業施設などとの連携を強化しつつ、持続可能な水インフラの構築を目指します。
ウォーターポイント株式会社は、1972年に設立され、安全で安心な水を提供することを使命とする企業です。特許取得を節目として、さらなる発展が期待される今後の活動に注目です。