石井食品、介護相談サービスの導入で従業員支援
介護の問題は多くの人々が直面する現代社会の課題です。特に、職場で介護と仕事の両立に悩むビジネスケアラーは増加しています。そんななか、株式会社CareFran(ケアフラン)が提供する法人向け介護相談サービス「仕事と介護をまるっと相談室」が2025年4月からスタートします。このサービスでは、企業が家族の介護を担う従業員を支援するために、現役のケアマネジャーがオンラインで相談を受け付ける仕組みを導入しており、石井食品株式会社が試験導入を決定しました。
プライバシーを尊重する新たなサポート体制
介護に関しては「知らない」「職場で話しにくい」といった心理的な壁が存在します。このため、特に高齢の親を持つ40代以上の世代は仕事との両立に多くの困難を抱えているといわれています。そこで、CareFranは従業員が気軽に相談できる環境を整えることが重要だと考えており、相談内容が企業に開示されることなく、ケアマネジャーに直接アクセスできるという利点があります。
石井食品では、社員が安心して介護について相談できる外部窓口を設置することに注力しており、これにより長時間働く従業員が心身のストレスから解放されることを期待しています。
石井食品のコメント
石井食品株式会社は、介護というテーマは誰もが直面する可能性があるため、業務の合間に安心して相談できる窓口の重要性を認識しています。過去に介護休暇の制度はあっても、初期段階で相談する勇気が出ない従業員も多く存在したと言います。このような課題を解決するため、CareFranのサービスとの出会いは非常に重要なものでした。これにより、働く人々がひとりで悩まなくて済む職場環境をさらに整えていく計画です。
石井食品の企業概要
創業80年を迎える石井食品株式会社は、「おべんとクン ミートボール」や「チキンハンバーグ」などを生産・販売する老舗の食品メーカーです。従業員数403名(2025年3月末時点)を擁し、その中には40代以上のスタッフも多く在籍しています。企業としては、変化を恐れず、古い習慣を残しつつも、新たな取り組みに積極的です。
「仕事と介護をまるっと相談室」の概要
「仕事と介護をまるっと相談室」は、介護が必要となる前から従業員の支援を行うためのオンライン相談サービスです。特徴的なのは、労務や介護に関する異なる窓口を一元的に利用できる点です。これにより、手間を省きスムーズな相談が可能になります。
サービスの特長
1.
LINEを通じた気軽な相談: 24時間受け付け、簡単な操作でアクセスできます。
2.
専門的な知識を持つケアマネジャーが対応: 介護の実態を理解し、必要なアドバイスを提供。
3.
生成AIを活用したカスタマイズ: 企業の規定に沿った適切な支援を実施。
4.
企業向けのサポート機能: 社内の介護制度に合わせた情報提供やQ&A作成の支援があります。
導入を検討している企業には、従業員100名の場合、年間60万円(税別)の料金で提供されます。詳細は公式サイトからお問い合わせください。
まとめ
介護の問題は、今の社会において避けられないテーマです。その中で、CareFranが提供する「仕事と介護をまるっと相談室」は、石井食品をはじめとする企業にとって、従業員を支える新たな選択肢となるでしょう。これにより、多くの人が安心して仕事に専念できる環境が整えられ、結果的に社会全体が活気を取り戻すことを期待しています。