classicus、デビューから10年の歩み
元andymoriの岡山健二と、カフェ「まめのもんや」の村上淳也、三重県伊賀市出身の二人組バンドclassicusが、2025年に結成10周年を迎える。この節目を祝うかのように、待望のアルバム『Hasta La Vista』が7月23日に発売されることが決定した。
アルバム『Hasta La Vista』の魅力
アルバムタイトルの「Hasta La Vista」は、スペイン語で「さようなら」や「またいつか」という意味。これまでのclassicusとは異なる雰囲気を持ち、バンドの音楽的アイデンティティに深く迫る作品となっている。特に、結成10周年という特別な時期にリリースされるこのアルバムは、二人の近況やアートとしての意義を表現した一作だ。
今回のアルバムには、2016年にリリースされた1stアルバムからのリメイクトラックや、最新曲の合計8曲が収録されている。具体的には、往年の名曲『フェルメールの肖像』や『君の家まで』の新録バージョン、SNS上で感じる人間の微細な感情を反映させた『ブルーバード』、さらには亡き友人や家族への思いを込めたエキゾチックで心に響く『Hasta La Vista』など、多彩な楽曲に仕上がっている。
特に『ナイト・ドライブ』は、現代の孤独や不安を歌った作品で、聴く者に深い共鳴を呼び起こす。また、このアルバムは、classicusの持ち味であるオルタナティブやカントリーのサウンドを基盤にしつつ、新しい要素も取り入れる意欲的なものとなっている。まるで異国の国から届いた手紙のような曲調で、日常にも溶け込む普遍的なメロディが魅力的だ。
発売記念ライブの開催
そして、発売日直前の2025年7月19日には、吉祥寺のMANDA-LA2にてワンマンライブが開催される。この特別なライブで、二人の音楽が持つ情景や感情を直接体験できる貴重な機会。お昼の時間帯から楽しめるこのライブでは、classicusのライブパフォーマンスを堪能しながら心地よい音楽に浸ることができる。
ライブチケットは一般で4,000円、学生(U23)は2,000円と、非常にリーズナブルな設定。チケット購入はオンラインで行える。
二人の歩み
classicusは、約20年のキャリアを持ち、音楽の仲間である岡山と村上が、それぞれの活動を続けながらも共に楽曲制作に取り組んできた結果生まれたユニット。シンプルさと唯一無二のハーモニーを大切にし、フォーク・ロックやUSインディー音楽の影響を色濃く反映している。たくさんの試行錯誤を経た彼らの音楽は、聴く人の心に寄り添い、時にはスパイシーな刺激を与えてくれる。これからの活動にも大いに期待が寄せられる。
まとめ
『Hasta La Vista』のリリースはclassicusにとって、非常に重要なターニングポイント。彼らの10年の軌跡を凝縮したこのアルバムを手に入れ、リリース記念ライブに足を運び、新たな音楽の旅を共に楽しもう。