日本のチーズ消費、日常化の実態が明らかに
日本国内でのチーズ消費は、かつての特別な食べ物という位置づけから、日常的な食品へと変わりつつあります。この変化が進行している中、株式会社ニューストリームが実施した「チーズ購買行動調査」により、消費者の具体的な行動パターンが浮き彫りとなりました。
調査の概要と背景
この調査は、全国の20代から60代以上までの男女、合計3,032名を対象に、インターネット上で行われました。特に、月に1回以上チーズを購入する1,147名を対象に、消費頻度、購入するチーズの種類、および使用シーンにおけるブランドの想起について分析しました。この調査結果は、チーズの消費実態を理解する上で重要なデータとなります。
農林水産省の統計にも見られるように、チーズの消費量は今後5年間で増加するとされていますが、購買者の嗜好や行動については詳しいデータが不足していました。そこで、本調査はチーズの場合における「日常的な消費の実態」を体系的に探るものでした。
調査結果の概要
1.
チーズ購入頻度: チーズを月に1回以上購入している人は52.6%で、特に週に1回以上買う「ヘビーユーザー」は19.3%に達しました。これは、チーズがより一般的な食品として受け入れられていることを示唆しています。
2.
家庭で常備されるチーズの種類: 調査によると、家庭に最も多く常備されているチーズは「スライスチーズ」(54.8%)で、次いで「ピザ用とろけるチーズ」が48.0%を占めました。これは、手軽に使用できる調理系チーズが選ばれていることを反映しています。
3.
ブランドの想起率: 調査では、消費者が特定のシーンにおいて思い浮かべるチーズブランドも分析しました。その結果、「雪印メグミルク」がすべてのシーンで高い想起率を示し、特に「朝食」「ビールのおつまみ」「料理の食材」といった場面で優れた存在感を誇りました。
チーズ購買行動の深掘り
1. 日常食化の進行
調査によると、今やチーズは「特別な日」の食材ではなく、日常的に楽しむものとして根付いています。自宅での調理や食事の際に場面を選ばず使用されることが多く、消費者は便利さや使いやすさを重視しています。この傾向は、チーズ消費が実用的で身近なものとして受け入れられている証拠です。
2. 家庭でのチーズの選び方
家庭において人気のチーズは、料理への使いやすさを徹底的に考慮したものであることが調査から分かりました。スライスチーズやとろけるチーズは、その便利さが評価され、家庭内での需要を支えています。これによって、家族全員が楽しめる料理が簡単に作れるようになり、食生活のバリエーションも豊かにしているといえます。
3. ブランドイメージとマーケティング戦略
シーン別のブランド想起は、消費者がどのように特定のブランドを選ぶかに大きな影響を与えています。この調査で可視化された「シーン×ブランド」のマッピングは、企業にとってどのシーンで消費者にブランドを想起させるかが重要であることを示しています。特に、雪印メグミルクは大多数のシーンにおいて強いブランド力を示しており、他の競合企業がどのようにそのポジションに挑むのかも注目されます。
まとめ
本調査の結果から、日本におけるチーズの消費形態が「日常的な食品として定着している」ことが明確になりました。これにより、チーズ産業のマーケティング戦略も再考されるべき時期に来ています。シーン毎のブランドマッピングをもとに、企業は消費者の嗜好や購買行動を包括的に理解し、効果的なコミュニケーション戦略を立てることが求められます。
この調査の詳細は、下記のリンクからレポートをダウンロードすることができます。さらに深い分析とデータが盛り込まれていますので、ぜひご覧ください。
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