未利用食品を活用
2025-03-27 15:40:38

神奈川県に誕生!未利用食品のアップサイクルセンターが目指す新たな価値創造

未利用食品の未来を変える!



株式会社グリーンエースが神奈川県綾瀬市に新たに開設した「綾瀬アップサイクルセンター」は、未利用食品の有効活用を目指した実証試験を行う場です。このセンターでは、2025年4月から2028年3月までの3年間、未利用野菜を粉末化し、様々な製品に活用する実験が進められます。食品廃棄物問題が深刻化する中、グリーンエースはこれらの未使用食品を新しい価値に変えることで、持続可能な社会の実現を目指します。

未利用食品の現状



日本では毎年、膨大な量の食品が廃棄されています。特に農業においては、規格外や価格調整のために200万トン以上の野菜が捨てられています。さらに、食品業界全体では279万トンもの食品が無駄になっています。このような食品は、通常、飼料や肥料として再利用されていますが、「アップサイクル」と呼ばれる新たな手法に注目が集まっています。これは、廃棄されるはずの食品を新たな商品として再生し、価値を生むことを目的としています。

アップサイクル食品の具体例



  • - 規格外野菜や果物のジャムやジュース: 通常販売されない形やサイズの果物を使い、風味豊かなジャムに仕立てます。
  • - 食品加工の未利用部位を使用した製品: コーヒーグラウンズや野菜の皮などを利用した、新しい食品の開発が進められています。
  • - 余ったパンや穀物を使ったクラフトビールやシリアル: 消費期限が迫ったパンを原料にすることで、これまでにない味わいのビールや健康志向のシリアルが生まれます。

実証試験の取り組み



グリーンエースは、特に「粉末化技術」に注目し、野菜を粉末に加工するプロセスを研究しています。これにより、長期間にわたって保存可能で栄養価も損なわない食品の開発が行われています。粉末化された野菜を使ったパン、クルトン、ドレッシングなど、新たな商品を提供する試験販売も実施されます。このアプローチは、未利用食品を活用するだけでなく、消費者にとっても魅力的な食体験を創造します。

期待される効果



この取り組みは、地域の規格外野菜を高品質な粉末に加工し、販売することで、食品の新たな価値を生むことを目指しています。また、コンシューマーや企業と連携し、様々な形でアップサイクル食品が社会に浸透することが期待されます。段階的にこのモデルを進化させることで、未利用食品の活用が広がっていく様子を見守りたいと思います。

グリーンエースのビジョン



グリーンエースの代表、中村慎之祐氏は、このプロジェクトに対する熱意を語ります。「現在、多くの食品が食べられることなく捨てられています。私たちは、それらの食品を新しい形で価値を生み出すことが可能だと信じています。綾瀬アップサイクルセンターを通じて、より良い技術を開発し、未利用食品の新たな活用法を見出します。」

今後、グリーンエースはこの活動を広げていく仲間を募集中。興味のある方は、ぜひ連絡してみてください。日本全体の未利用食品の活用に向けて、一緒に取り組んでいきましょう。


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