感動とユーモアが交錯する舞台『ハロルドとモード』再演決定!
2025年9月から10月にかけて、東京と大阪で舞台『ハロルドとモード』が再演されることが発表されました。これは、黒柳徹子さんが人生をかけて挑んできた作品であり、今回はTravis Japanの七五三掛龍也さんがハロルド役を演じます。
この作品の原作は、1971年に公開された映画『ハロルドとモード』です。物語は、生に対する肯定感を全身で表現する79歳の女性・モードと、死に心を囚われた19歳の青年・ハロルドの出会いを描いています。モードの破天荒で魅力的な性格に触発され、ハロルドは少しずつ生きることの喜びを見出していきます。愛に飢えていた少年の心が、自由なモードの影響で変わっていく過程は、観る者の心を深く揺さぶることでしょう。
黒柳徹子と七五三掛龍也の演技に期待
今回の舞台において、モード役はもちろん黒柳徹子さんが演じます。彼女は1977年に本作と出会い、以来40年以上のキャリアをもってこの役を演じることに意義を見出してきました。モードは、彼女の人生そのものであり、それぞれの公演において異なるキャストと共に新たな息吹を吹き込んでいくことでしょう。
ハロルド役には、新たに七五三掛龍也さんが挑戦します。彼は徹子さんとの共演に喜びを表しつつも、自身の新たな挑戦に対する緊張感も隠さない様子です。彼のナイーブさと純粋さを大切にしながら、モードとの関係を築いていく様子は、観客に愛と勇気を与えることでしょう。
ストーリーの魅力
この物語は、人生へ対する肯定的なメッセージをユーモアと詩情を交えて描き出しています。ハロルドは、自らの死を演出することで存在を証明しようとしていますが、そんな彼がモードと出会ったことから変わり始めます。距離を縮めながら、次第に死から生へと意識が移行していく様は感動的です。
物語の中では、狂言自殺を繰り返すハロルドが、葬式に参列するという変わった趣味を持つモードと出会うことで、初めての心のつながりを感じていく過程が描かれます。モードの自由な生き方が、死に囚われていたハロルドの心にどのような変化をもたらすのか、注目が集まります。
実力派が集結
公演には、森迫永依さん、前野朋哉さん、松尾貴史さん、和久井映見さんなど、実力派の俳優陣が共演します。それぞれのキャラクターが、人生の意味や死生観を持ち寄り、物語に深みを加えます。
演出を担当するG2さんは、朗読劇として初演から手掛けており、その独自のスタイルや音楽の生演奏、照明、美術にまでこだわっています。これにより、観客はG2の創り出す世界に引き込まれること間違いなしです。
公演詳細
- - 公演期間(東京): 2025年9月30日〜10月10日(EX THEATER ROPPONGI)
- - 公演期間(大阪): 2025年10月16日〜19日(森ノ宮ピロティホール)
- - チケット情報: 詳細は公式サイトをご確認ください。
「愛と生」という深いテーマを通じて、多くの人々に勇気や希望を与える『ハロルドとモード』。ぜひこの感動の舞台を体験してみてください!