新国立劇場での初演、一人芝居『ガールズ＆ボーイズ』真飛聖の挑戦とオーディション開催

新国立劇場で見逃せない一人芝居が始まる

2026年4月に新国立劇場で上演予定の一人芝居『ガールズ＆ボーイズ』。本作は、著名な脚本家デニス・ケリーによって2018年に書かれ、ロンドンのロイヤルコートシアターで初演されました。その後、ブロードウェイでも絶賛され、現代社会のさまざまな歪みを浮き彫りにするストーリーです。

生きることの本質を問いかける

本作では、主人公の女性が自身の人生を振り返りながら、愛や仕事、結婚、出会い、そして喪失について語ります。物語は、彼女の人生が順調に見えたときから予期せぬ形で崩れ始めていく過程を描いており、観客には現代社会の複雑な側面を考えさせます。

新国立劇場での一人芝居は初めての試みで、演出を手掛けるのは、数々の舞台において心理描写に優れた演出を行ってきた稲葉賀恵氏です。真飛聖が主人公役を果たすことが決まり、彼女の独特な表現力がこの作品にどのように息吹を吹き込むかが期待されています。

真飛聖の情熱と挑戦

真飛聖は、本作に対して強い思いを寄せています。「読むうちに心が揺さぶられ、これはやるしかないと思った」と語り、心揺さぶる物語に挑戦する決意を示しました。彼女にとって、2023年は芸能活動30周年の節目の年でもあり、さらに新たな一歩を踏み出す瞬間です。

オーディションで新たな才能を募集

さらに、この作品では多面的な視点からの演技を可能にするため、異なる年齢層によるダブルキャストでの上演を計画しています。そのため、もう一人の出演者を公募オーディションにより選出することになりました。このオーディションは、志のある俳優にとって大きなチャンスであり、31歳以上40歳以下の舞台出演経験のある方が対象です。

オーディションは2025年9月16日から始まり、参加者は実技選考を経て最終選考に挑む形となります。稽古は2026年2月下旬から開始され、非常に熱い舞台づくりが行われることでしょう。

公演の詳細

『ガールズ＆ボーイズ』は、自分の境遇を見つめ直し、全てが順調と思われたが少しずつズレていく様子を描く物語です。観客はこの作品を通して、自身の人生と向き合うことができるかもしれません。公演の詳細やチケット情報は公式ウェブサイトで確認できます。

新国立劇場は、オペラ、バレエ、ダンス、演劇の4つの分野での公演を数多く手掛けており、日本の舞台芸術の中心地としての役割を果たしています。今回の一人芝居『ガールズ＆ボーイズ』も、その一環として新たな価値を見出す作品となるでしょう。

真飛聖と共に新国立劇場の舞台で展開されるこの物語に、多くの方が耳を傾け、心を動かされることを期待しています。