マンダムの受賞研究
2025-12-12 15:32:25

マンダムが化粧品技術者会の最優秀賞を受賞!皮膚炎症の新たな研究成果とは

マンダムが学術大会で栄光の受賞



株式会社マンダムがこの度、第3回日本化粧品技術者会(SCCJ)学術大会において、最優秀ポスター発表賞を受賞しました。この大会は、日本の化粧品分野における研究と技術の発展を目指しており、69のポスター発表の中から選ばれた栄誉は、マンダムの取り組みがいかに重要であるかを示しています。

受賞内容とテーマ



受賞のタイトルは「皮膚炎症時における、一次繊毛の形成シグナル解析」。この研究は、マンダムと大阪大学大学院薬学研究科の共同研究によって実施されました。発表者は、マンダムのスキンケア研究所に所属する中奥絢音氏で、先進的な研究を通じて新たな成果を上げ、注目を集めました。

研究の主な成果



これまでにマンダムが達成した成果として、ヒト初代免疫細胞に「一次繊毛」と呼ばれる細胞器官が存在することが世界で初めて発見されました。この一次繊毛は、細胞の表面に存在し、細胞が外部からの情報を取り入れる際の重要な役割を果たしています。今回の発表は、この研究をさらに深化させたものです。

特に注目すべきは、ウリ科植物に含まれる成分「ククルビタシンⅡa」が、一次繊毛の形成を抑制することを見出した点です。この抑制は、リン酸化タンパク質であるERK(細胞外シグナル調節キナーゼ)の不活性化を介して行われます。

皮膚バリア機能への影響



この研究において、ククルビタシンⅡaが皮膚のバリア機能を正常に戻す可能性が示唆されています。過敏な肌や皮膚疾患に悩む人々にとって、これは非常に興味深い結果です。今後、この研究成果が新しい抗炎症剤や皮膚疾患治療薬の開発に寄与し、より多くの人々の生活に良い影響を与えることが期待されます。

共同研究者と今後の展望



本研究は、大阪大学大学院薬学研究科の鳥山真奈美特任准教授、東京大学医科学研究所の石井健教授、名古屋市立大学大学院医学研究科の森田明理教授との共同研究による成果です。マンダムは、さらなる研究を進め、新しい価値を創出し続ける所存です。

化粧品業界において、このような基礎研究が実際の製品にどのように活かされるのか、今後の展開に注目が集まります。良質なスキンケア製品として、多くの人々に新しい選択肢を提供できることを願っています。

まとめ



マンダムの受賞は、化粧品研究の未来を切り開く重要な一歩です。皮膚炎症のメカニズムに関する理解が深まり、同時にスキンケアへの応用の可能性が広がることでしょう。これからも、化粧品技術の進歩に目が離せません。


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