共働き子育て女性が支持する高価格帯デザートの急増と新たな購買トレンド
長期的な物価高騰の影響で、消費者のお財布事情は厳しくなっていますが、それでも多くの人が心を癒してくれる存在としてスイーツを選んでいます。特に最近の調査によると、共働き子育て女性の間で高価格帯のデザートが人気を博していることが明らかになりました。このトレンドの背景には何があるのでしょうか。
スイーツ市場の成長
2023年のデータによると、スイーツカテゴリ全体の購買金額が過去7年間で28%も増加したとのこと。その中で、「生菓子」や「半生菓子」が特に好調で、特に団子やシュークリームなどの生菓子は39.2%も増加しました。この背景には、2020年のコロナ禍による購買行動の変化があるようで、家で過ごす時間が長くなったことでスイーツへの需要が高まったと考えられています。
一方で、プリンやゼリーなどのデザート類は11.7%の緩やかな増加に留まっていますが、普段の食卓にプラスする「高価格帯」の商品が注目されているのが近年のトレンドと言えるでしょう。
高価格帯デザートの急増
特に顕著なのは、デザート類の中でも「高価格帯」商品の購入金額の増加です。このセグメントは114%もの急激な伸びを見せており、共働き子育て女性にとっては、忙しい毎日の中での「自分へのご褒美」や家族との特別な時間を演出するためのアイテムとして位置づけられています。
このことから、スイーツは単なる「食べ物」から「体験」へと、その役割をシフトしているのかもしれません。
購買先の多様化
デザートの購入先も変化しています。以前はスーパーやコンビニが主流でしたが、最近の調査では「ドラッグストア」が54.9%も伸びたことが明らかになりました。これに対し、「コンビニ」は購買金額が24%減少したという結果が出ています。
この変化の背景には、ドラッグストアのスイーツラインナップの充実と、消費者のニーズの多様化が影響していると考えられます。手軽に買えるスイーツが増えていることから、高品質な商品を求める人々がドラッグストアに流れたという見方もされています。
世代別の傾向
購買者の世代に着目すると、「中価格帯」のデザートはシニア女性から高い支持を受けており、59歳以上の非就業女性が大きな割合を占めています。逆に「高価格帯」のデザートについては、共働き子育て世帯の女性が27.7%という突出した数値を示しているため、仕事や育児で忙しい中でも、少しの贅沢を楽しむ傾向が強いことが伺えます。
結論
このように、デザート類の購買トレンドは明らかに変化しています。価格高騰の影響で消費者の選ぶ商品の幅が広がり、同時に購買先も多様化しています。特に共働き子育て女性の間での高価格帯デザートの人気は、新たな文化を形成しているのでしょう。食習慣が変わり続ける中、スイーツは今や生活の一部として、さらなる進化を遂げていくことが期待されます。