くりぃむしちゅー上田晋也の初エッセイが待望の文庫化
日本のお笑い界で名を馳せる「くりぃむしちゅー」の上田晋也さん。その初の書き下ろしエッセイ『経験』が、待望の文庫化を果たします。2025年11月6日(木)の発売に注目が集まっています。
本書には、上田さんの40代の10年間を振り返る内容が詰まっており、特に彼の知られざる裏話や仕事、恋愛に関する赤裸々なエピソードが展開されます。特に「Going! Sports&News」での15年にわたる司会経験や、数多くの著名人との交友録も豊富に収められていて、読者にとっては耳寄りな話が盛りだくさんです。
さらに、本書の魅力を引き立てるのが、亀梨和也氏との特別対談です。長い付き合いのある二人だからこそ語り合える、アイドルとしての葛藤や、恋愛、家族、そして人生観についての深い話が展開されます。この対談は、エッセイ全体に華を添える重要な部分となっています。
思わず笑ってしまう昔話への突っ込み
また本書の中盤には、ユニークな「昔話突っ込み」コーナーもあります。「桃太郎」や「浦島太郎」、さらには「鶴の恩返し」といった、日本人なら誰もが知っている昔話に対して、上田さん独自の視点で突っ込みを入れていきます。彼の鋭いツッコミによって、これまで知られていなかった新たな視点が引き出され、読者は思わずクスリと笑ってしまうことでしょう。
明るさの大切さ
上田さんは自身のエッセイで、人生を楽しむために必要なのは「明るさ」だと語ります。「とにかく明るい上田」という芸名を持つ彼ですが、実際には自分をより良い方向に持っていくために、時には無理にでも明るく振る舞う努力をしていると明かしています。「無理にでも楽しもうとすることで、実際に楽しくなってくる」との言葉に、多くの人が共感を覚えることでしょう。
著者の秘密
上田さんのことを詳しく知る読者には、彼の著書『激変めまぐるしく動いた30代のこと』や『赤面 一生懸命だからこそ恥ずかしかった20代のこと』なども合わせて読んでみてほしいと思います。彼のユーモアのあるスタイルと真摯な視点が融合したエッセイは、気軽に楽しむことができる一冊です。
最後に、上田さんは「ペテン師と詐欺師が自分の中に住んでいる」とのユニークな表現で、自我の葛藤を語ります。決して自分を偽ることが悪いことではなく、時には「自称でもいい」とする姿勢が、彼の魅力なのかもしれません。
書籍情報
- - タイトル: 『経験 この10年くらいのこと』
- - 著者: 上田晋也(くりぃむしちゅー)
- - 本体価格: 880円(税込)
- - 発売日: 2025年11月6日
このエッセイは、上田晋也さんの多面的な人生を垣間見ることができる貴重な一冊です。興味のある方は、ぜひ手に取ってご覧ください。