nuguの進化と新たな挑戦
2025年10月7日、ファッションECサイト「nugu」を運営する株式会社CREATEは、社名を「nugu Japan株式会社」に変更することを発表しました。この変更は、日韓両市場をつなぐビジネスをさらに加速させるための重要な一歩となります。新しいオフィスは東京都渋谷区恵比寿に移転し、10月14日から業務がスタートします。
nuguは、韓国ブランドの日本市場での展開を支援しており、近年は渋谷PARCOや新宿ルミネエストなどの主要商業施設でのプロモーションに力を入れています。特に、現在開催中のポップアップイベント「TREEMING BIRD(トリミングバード)」や、新宿ルミネエストで行われている「rolarola(ロラロラ)」のポップアップは、多くの来館者から好評を得ています。これにより韓国ブランドの知名度が向上し、常設店の展開へとつながる期待が高まっています。
このような取り組みは、日本の消費者と韓国ブランドを結びつける新たな架け橋となるものです。さらに、nuguは日本ブランドの韓国進出に関する支援にも目を向けています。渋谷PARCOでの成功を基に、韓国のランドマーク「The Hyundai Seoul(ザ・現代ソウル)」での出店格をつなぐことに注力し、両国でのブランド戦略を練るための土壌を整えています。
新たなポップアップスペースの展開
2026年には、大阪・LUCUA OSAKA内に韓国ブランドを集めた新しいポップアップスペースも計画しており、東京での成功事例を活かしてさらなる市場拡大を図る予定です。この動きは、日韓両国のブランド間でのクロスボーダー展開を促進し、企業同士のさらなる連携を生むことでしょう。
また、2025年9月にはさいたまスーパーアリーナで開催される『第41回 マイナビ東京ガールズコレクション2025 AUTUMN/WINTER』において、韓国ブランドを紹介するステージも設けられており、これによってファッション業界における日韓交流の場が広がります。これらの活動は、消費者からの注目を集め、両国のファッション文化の交流を深めることでしょう。
nuguの今後の方針
nuguは、単なるファッションブランドの日本展開支援にとどまらず、日本ブランドの韓国進出にも力を入れています。業界との連携を強化し、ブランド同士の相乗効果を最大限に引き出すことで、持続可能なビジネスモデルの構築を目指します。すでに日本の複数のブランドが韓国市場に進出しており、合わせてnuguがその公式パートナーとして関わっています。
さらに、nuguの新しい取り組みとして、中目黒に設けた「nugu press room」を一般消費者にも公開し、ブランドに触れる機会を設けています。このプレスルームは、メディアやバイヤーだけでなく、一般の人々にも開放されたスペースで、ブランドの理解を深める六つの要素が融合した空間を目指しています。このように、nuguはオンラインとオフラインを融合させ、ブランドの価値を最大化するために取り組んでいます。
結論
「nugu Japan株式会社」という新たな名称のもと、日韓間のファッション市場での活動が活発化し、両国の文化や価値観を越えて、多くの人々に愛されるブランドを生み出していくことでしょう。新たな挑戦が始まった今、ファッション界に与える影響は計り知れません。nuguが創り出す未来に、期待が高まります。