メゾンアウルとLIRIOの夢のコラボ、オードゥパルファン GROTTE
山口県宇部市にある『house & restaurant メゾンアウル』が、スキンケアブランド『LIRIO』との共同で新たなフレグランス「メゾンアウル オードゥパルファン GROTTE」を2025年5月15日に発売します。この香りは、建築家・石上純也さんが手掛けた洞窟のような構造のレストランで、住まう人々とともに生き続ける空間の美しさを感じることで生まれました。
調和する矛盾の中で感じる香りの美
レストランの中に香水、そして住宅街に現れる洞窟。これら一見相反する要素が調和し、誰もが体感したことのない唯一無二の香りが形づくられています。ユーカリやカルダモンの爽やかさから始まり、ゼラニウムの癒しの香り、そしてシダーウッドがもたらす深い余韻へと続きます。まさに、日が沈む住宅街に忽然と現れた洞窟で開かれる幻想的な晩餐会の空気そのものを閉じ込めたようなフレグランスです。
この香りは、日常の中で感じる“矛盾”と“調和”を象徴しています。レストランと香水、そして住宅街に生まれた幻想的な空間——それぞれの魅力が見事に融合しています。その偶然の出会いと矛盾が、香水の本質を成しています。
香りが紡ぐ出会いと記憶
『メゾンアウル』の香りを通じて、私たちが大切にしているのは人と人との出会い。香りは言葉を越えて感情や記憶を共有する力を持っていると考えています。ある特定の日、ある特定の場所で出会った人や体験が、その匂いと共に思い出されるのです。
住宅街の夕暮れに忽然と現れる洞窟の景色は、まさに日常の中に潜む非日常の象徴です。この香りは、あなたの日常の中でふとした瞬間に出会う不思議な出来事の象徴とも言えそうです。このオードゥパルファンは、暮らしに新しい彩りと出会いをもたらす存在となることを目指しています。
エレガントで幻想的な香りの変遷
フレグランスは、使用した瞬間からその変化を楽しめるのが特徴です。最初はユーカリとカルダモンの清涼感が広がり、心をリフレッシュさせるような香り立ちが感じられます。時間が経つにつれ、ホーリーフやゼラニウムの優しいグリーンノートが広がり、徐々に心と身体がリラックスへと導かれていきます。最後には木製の香りが顔を出し、まるで森林浴を楽しんだ後の静けさと穏やかな余韻が残ります。
メゾンアウルの背景と魅力
『メゾンアウル』は、2021年にオープンした建物で、建築家・石上純也の独創的なデザインにより、自然の粗さを感じることができる構造が特徴です。オーナーシェフである平田基憲さんの「時間と共に重みを増していく建物が欲しい」という思いが込められ、完成には9年もの歳月がかかりました。
訪れる人々は、季節の素材を活かしたシンプルな料理やワインだけでなく、音の響きや空気の流れ、夕暮れと朝日の移ろいを感じることができる貴重な体験が得られるのです。2024年には日本建築学会作品賞も受賞しており、その魅力が広く認知されています。
このように、メゾンアウルでは、ただ食事を楽しむだけでなく、全体を通して一つの体験が得られる場所となっています。そのフィロソフィーと独自の香りが合わさり、新たなフレグランスがあなたの生活に新しいスパークをもたらしてくれることでしょう。