夏休みに楽しむパイプオルガンの旅
この夏、特別な音楽体験を味わいたい方にぴったりのイベント「C×Organ」が開催されます。神奈川県民ホールとその周辺で、素晴らしいパイプオルガンの音色を楽しむことができます。2025年には神奈川県民ホールが開館50周年を迎えるにあたり、これを記念した回数多くのイベントが用意されています。
神奈川県民ホールとは
1975年に開館した神奈川県民ホールは、全国で初めてパイプオルガンが設置された公立ホールです。以来、オルガン・プロムナード・コンサートが数多く開催され、408回を数えます。この場所は神奈川県の文化芸術の中心地であり、多くのオルガン奏者が集う場所でもあります。オルガンは“楽器の王様”と称されるほどの音色を持ち、その魅力を広く一般に伝えてきた歴史を持つのです。
2025年4月から建て替え工事に入るホールですが、それに伴う期間中もオルガン・アドバイザーの中田恵子さんを中心に、様々な施設を巡りながら無料のコンサートが行われます。この際、オルガンに親しむ良い機会となるでしょう。
フェリス女学院大学のパイプオルガン
イベントの一部として、夏休み企画では2つのパイプオルガンが紹介されます。1つ目は、横浜市山手のフェリス女学院大学内のフェリスホールにあるオルガンです。1989年に設置されたこのオルガンは、18世紀北ドイツ様式で、アメリカのテイラー・アンド・ブーディ社製です。美しい響きを持つこの楽器は、特別な音楽体験を提供してくれることでしょう。
茅ヶ崎恵泉教会のパイプオルガン
次に茅ヶ崎恵泉教会での演奏が行われます。こちらのオルガンは1998年に設置され、オランダのライル兄弟オルガン製作所によるものです。教会で使用されるこのオルガンも、礼拝の一部としての特別な役割を持っており、音色や仕様が建物と調和している点でも非常に貴重です。
音楽の魅力を再発見
両会場では、人気曲であるJ.S.バッハの「トッカータとフーガ ニ短調」などが演奏されます。また、オルガンの構造や音が如何にして生成されるのかに関するレクチャーも行われ、演奏後には楽器を間近で見学することもできます。普段なかなか聴く機会がないオルガンの音色を楽しみ、さらに楽器自体が持つ魅力を直に感じることができる貴重な体験となるでしょう。
特に2つの楽器の音色の違いを聴き比べることができるのも、このイベントならでは楽しみです。
公演情報
横浜公演
- - 日程: 2025年8月2日(土) 10:30開演(10:00開場)
- - 場所: フェリスホール
- - 料金: 入場無料(要予約)
- - 参加方法: WEB申込
茅ヶ崎公演
- - 日程: 2025年8月9日(土) 10:30開演(10:00開場)
- - 場所: 茅ヶ崎恵泉教会
- - 料金: 入場無料(要予約)
- - 参加方法: WEB申込
この夏、パイプオルガンの魅力を発見する旅に出かけてみませんか?