食品ロス削減に貢献！鹿児島の新しい万能調味料に注目

フードロス削減の取り組みと新しい万能調味料

私たちの日常から、食品が無駄に捨てられてしまうことが多いことをご存知でしょうか。特に、見た目の基準を満たさないために廃棄されてしまう野菜や果物は少なくありません。そんな現状を改善しようと、鹿児島県では新たな取り組みが始まりました。それが、フードロス削減を目的とした「救われたトマトのおいしいソース」と「金山ねぎアヒージョオイル」です。この2つの商品の開発者であるのは、鹿児島出身の料理人、冨重正宣さんです。彼の情熱が詰まったこれらの調味料には、特に注目が集まっています。

開発の背景

冨重さんは、ある日ミニトマトの選果場を訪れ、規格外のトマトが大量に廃棄されている現場を目の当たりにしました。この光景は彼にとって衝撃的で、何とかしてこの食品ロスを減少させたいという思いが芽生えました。彼は試行錯誤の末、規格外のミニトマトを使用した「救われたトマトのおいしいソース」を開発しました。

さらに、この取り組みは「# 救われたシリーズ」として続き、今度は鹿児島県伊佐市の金山ねぎを使った「金山ねぎアヒージョオイル」が誕生しました。どちらの調味料にも保存料は一切使われておらず、体にも環境にも優しい商品です。

商品紹介

救われたトマトのおいしいソース

このソースは、鹿児島県の出水地区での割れたミニトマトを利用しています。この地区は県内のミニトマト生産量の約8割を占めており、廃棄されるトマトを有効活用することで、地域の農業を支えています。味わい深いトマトソースは、パスタやハンバーグ、さらにはオムライスのトッピングとしても活躍します。

金山ねぎアヒージョオイル

一方、金山ねぎアヒージョオイルでは、故郷の伊佐市で規格外とされる青い部分を使用。ねぎの爽やかな香りとニンニクの旨味が融合したオイルは、アヒージョや炒め物にぴったりです。トーストにかけても美味しい一品として、食卓に彩りを加えてくれます。

デザインのこだわり

この商品のラベルデザインも特筆すべきポイントです。歌手AIさんの母、バーバラ植村さんがトマトソースのイラストを手がけ、アヒージョオイルは冨重さんの兄がデザインを担当しています。視覚的にも楽しむことができる、まさにオール鹿児島で生まれた商品です。

返礼品としての魅力

これらの調味料は、ふるさと納税の返礼品としても受け取れるようになりました。「救われたトマトのおいしいソース」は300gのパックが2つセットで、寄附金額は6,000円。「金山ねぎアヒージョオイル」は180gの瓶が2本セットで同じく6,000円で楽しめます。主要な受付サイトは楽天ふるさと納税やふるさとチョイス、ふるなびなどでアクセスできます。

フードロス削減に向けて

冨重さんの取り組みは料理の枠を超え、地域への貢献、さらには地球環境への配慮にもつながっています。その背景にある情熱や理念を知ることで、ぜひ皆さんもこの商品を手に取ってみてください。おいしく食べながら、フードロス削減にも寄与できるという素晴らしい体験を得ることができます。これからも、このような取り組みを広げていきたいものです。