フェンディ、ミラノをジャック!特別な書籍展と展示
イタリアの高級ブランド、フェンディ(FENDI)が、900年の歴史を誇るミラノを舞台に、特別な試みを実施します。ブランドの100周年を祝うこのイベントは、2025年に開催されるアーティスティックディレクター、シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)による2025-2026年秋冬コレクションのファッションショーに向けたもので、ミラノファッションウィークの期間中、ミラノの複数の書店とニューススタンドがその舞台となります。
フェンディの特設コーナー
特設コーナーでは、ウィンドウディスプレイやトーテムが設置され、フェンディのアイコン的なバッグの物語を紹介します。そこで特に目を引くのが、名作バッグ「バゲット」と「ピーカブー」に焦点を当てた2冊の限定書籍です。
「ハンド・イン・ハンド」
この書籍は、「バゲット」バッグの誕生25周年を記念して制作されました。イタリア屈指の職人たちとのコラボレーションを通じて、バッグがどのように独自の職人技で再解釈されてきたかが紹介されています。特に注目すべきは、2020年にスタートした「ハンド・イン・ハンド」プロジェクトです。このプロジェクトは、伝統的な素材や技法を駆使して、「バゲット」を芸術作品へ昇華させるもので、職人たちの手による唯一無二の作品が集められています。
フォトグラファーでアーティストのロレンツォ・ヴィットゥーリ(Lorenzo Vitturi)が手掛けた写真作品も収められ、彼が職人たちのアプローチをどのように再解釈したかがわかります。さらに、美術評論家と著名なデザイナーによる洞察にも注目です。
「ピーカブック」
シルヴィア・フェンディがデザインした「ピーカブー」バッグの誕生15周年を祝う書籍も見逃せません。この書籍では、バッグの歴史や職人技、進化、さまざまな解釈について詳しく取り上げられています。特に、フェンディのアーカイブからセレクトされた80点のバッグの美しい写真が収められており、各章には著名なクリエイターによる解説も加わります。
「ピーカブー」の遊び心とサプライズの精神がこの書籍を通じて体現されていることが感じられます。特に、シルヴィア・フェンディの家族との会話から、バッグの持つ伝統と革新の精神が色濃く表現されています。
フェンディの特設会場
この特別なイベントは、ミラノに位置する歴史的な書店やニューススタンドで行われます。たとえば、1870年に創業された
Hoepli書店や、イタリア最古の書店の一つである
Libreria Boccaは、文化的な拠点として知られています。
また、活気あふれるブレラ・デザイン地区にある
Edicola Largo Trevesは、フェンディのジャックイベントにぴったりなクリエイティブ空間を提供します。
さらには、デザインミュージアム内の
ADI Museum Bookshopも、デザインとイノベーションに特化した書籍を用意しており、様々なオーディエンスに向けて展開されます。
このように、ミラノの魅力的な場所でフェンディを体験し、その歴史と革新を感じることができる特別な時間をお楽しみください。
フェンディの世界を深めるチャンスがここにあります!