マンダムの動物実験代替法研究助成金公募
株式会社マンダム(本社:大阪市)が、2025年から2026年にかけて実施した「第19回マンダム動物実験代替法国際研究助成金公募」について、その成果と今後の展望をご紹介します。この助成金公募は、動物愛護の観点から動物実験の代替法開発を推進し、多様な研究の支援を目的に、2007年から続いている重要な取り組みです。
助成金公募の概要
2025年11月7日に開始された第19回公募には、アジアを中心とした世界中から多くの応募が寄せられました。2026年1月30日に締め切られた後、厳正な審査が行われ、結果として2件の研究テーマに対し助成が決定されました。本助成は、動物実験代替法に関連した研究を広く奨励し、代替法の分野における研究活性化を目指しています。
助成内容は、1件あたり50万円から200万円、年間総額で300万円となっています。そして、助成期間は2026年4月から2027年3月までの1年間です。
動物実験代替法の重要性
近年、動物実験の代替技術が進化しており、特に2013年3月にEUで化粧品に関する動物実験が禁止されたことをきっかけに、世界中で代替法の開発が加速しています。日本においても、動物愛護を重視した3Rs(Replacement:置き換え、Reduction:削減、Refinement:苦痛の軽減)の原則に則り、新しい安全性評価法が模索されています。
マンダムでは、動物実験を行わないという信念のもと、ヒトを用いた試験(パッチテストやスティンギングテストなど)と動物実験代替法を活用して、製品の安全性を確保しています。このような取り組みを通じて、企業の持続可能性を高めることも目指しています。
今後の展望
すでに第19回の助成テーマが決定し、研究が進められていますが、マンダムは次回の「第20回マンダム動物実験代替法国際研究助成金公募」の実施についても検討を進めています。詳細が決まり次第、再度お知らせする予定です。
マンダムの研究助成金公募は、動物実験に依存しない健全な化粧品業界の実現に向け、そしてさまざまな研究者たちに新たな可能性を提供するための重要なステップです。ながらく続いてきたこの取り組みが、今後も多くの研究者や企業に影響を与え、さらなる進展をもたらすことを期待しています。私たちは、持続可能な未来を見据えながら、動物実験の代替法開発に今後とも積極的に取り組んでいく所存です。