南三陸高校生が地域課題に挑む!未利用魚商品開発
地元の豊かな海を未来につなげるプロジェクトとして、株式会社東日本放送(以下、khb)が立ち上げた「ぐりりの海プロジェクト」が、宮城県南三陸高等学校の生徒たちと県内の企業とのコラボレーションによって、注目の商品を生み出しました。これは、近年、志津川湾で増加している未利用魚「クロアナゴ」を活用した「南三陸産旨辛アナゴラー油」です。この商品は、地域の漁業における課題解決を目指した取り組みの一環です。
クロアナゴとは?
クロアナゴは、案外美味でありながらも、骨の処理が難しいために利用されてこなかった魚です。最近では、タコの名産地である志津川湾でその数が増え、漁業関係者にとっては頭を悩ませる存在となっていました。しかし、地域の高校生たちはこの未利用魚を新たな価値に変えることに挑戦しました。
商品開発の背景
「ぐりりの海プロジェクト」は、khb開局50周年を記念してスタートし、地域の豊かさを次世代につなげることを目的としています。南三陸高校の生徒たちは、「未利用魚の利用価値を高めて、地元の課題を解決したい!」という熱い想いを胸に、クロアナゴを活用した商品開発に取り組みました。生徒たちのアイデアを取り入れ、製品化に向けたプロセスは、地域企業と密接に連携することで進められました。
「南三陸産旨辛アナゴラー油」の魅力
完成した「南三陸産旨辛アナゴラー油」は、フレーク状にしたクロアナゴに豆板醤や唐辛子などのスパイス、さらにゴマ油を加えた特製オイルです。この一品は、白いご飯やパスタ、さらにはおつまみとしても絶妙にマッチします。味付けやパッケージのデザインはすべて生徒たちが手がけたもので、彼らの熱い想いが込められています。
商品開発には、食品加工会社の(株)カネタ・ツーワンや食品卸会社の国分東北(株)、複合商業施設「アクアイグニス仙台」、そしてkhbなどが協力し、サプライチェーンの構築も行われました。
販売情報
この商品は、2023年9月27日(土)と28日(日)に開催される、khb開局50周年イベント「あすとつながるぐりりパーク」にて販売されます。また、イベント終了後は、複合商業施設「アクアイグニス仙台」にて手に入れることができます。なお、商品の在庫には限りがありますので、ぜひお早めにご購入ください。
価格と詳細
- - 商品名: 南三陸産旨辛アナゴラー油
- - 価格: 498円(税込)
- - 販売場所:
1. 9月27日(土)、28日(日)の「あすとつながるぐりりパーク」内「ぐりりの海プロジェクト」ブース
2. アクアイグニス仙台マルシェリアン(9月29日(月)~)
この特製ラー油の開発秘話は、特別番組「あすとつながるテレビ~宮城がもっと好きになる日~」の中でも紹介され、9月27日午前10時30分から放送されます。
高校生たちの挑戦が生んだ一品、ぜひご賞味ください!