埼玉の小学校とファミリーマートが連携した食育プロジェクトの詳細

食品ロス削減を目指す食育プロジェクト

埼玉県内の小学校で、ファミリーマートと連携した食育プロジェクトが始まります。この取り組みは、こどもたちに「食品ロスの削減」を学んでもらうことを目的としており、地域に根差した教育プログラムです。

プロジェクトの背景

日本では、毎年464万トンもの食品がまだ食べられるのに廃棄されています。この約半分は家庭から発生しており、食品ロスは社会全体で対策が必要な課題となっています。こうした背景を受け、ファミリーマートは埼玉県とともに、食品ロス削減に向けた取り組みとして小学校を対象に食育プログラムを実施することを決定しました。

実施するのは、さいたま市立常盤北小学校とさいたま市立徳力小学校の2校。こどもたちに食品ロスの重要性を学ばせ、その知識を地域社会に広めることを目的としています。

取り組み内容

このプロジェクトは、次の3つのポイントから成り立っています。

1. 専門的な教育プログラムの提供
埼玉県庁の職員が講師となり、食品ロスの現状や家庭での取り組み方をわかりやすく解説します。ファミリーマートの「ファミマフードドライブ」も校内で実施し、子どもたちに実際の活動を体験してもらいます。

2. 体験を通じた意識改革
授業の後、食べきれない食品を持参する「ファミマフードドライブ寄付受付BOX」が校内に設置され、こどもたちが食品を寄付します。これにより、社会課題の解決に自分も関わっているという意識を育てることが狙いです。

3. 家庭や地域への広がり
学んだことを家庭で共有することで、保護者の意識も変わり、地域全体で食品ロス削減の動きが広がることを期待しています。寄付された食品は、地域の支援が必要な方々に届けられます。

実施スケジュール

- さいたま市立常盤北小学校

- 住所：埼玉県さいたま市浦和区針ヶ谷4丁目2−12
- 実施時期：令和7年9月～11月
- 対象：全校児童（約330名）
- 出前授業日：令和7年9月25日
- 寄付受付BOX設置期間：令和7年10月下旬から約3週間

- さいたま市立徳力小学校

- 住所：埼玉県さいたま市岩槻区徳力136-4
- 実施時期：令和8年1月～2月
- 対象：4年生（約25名）
- 出前授業日：令和8年1月下旬
- 寄付受付BOX設置期間：授業終了後～令和8年2月中旬

まとめ

この取り組みを通じて、子どもたちが食品ロスの問題を身近に感じ、自分の行動が地域の支援につながることを学ぶと同時に、家庭や地域への意識改革も促進されることが期待されています。ファミリーマートの「ファミマフードドライブ」は、地域の皆さまが手軽に社会貢献活動に参加できる場となっており、今後も広がりを見せることでしょう。