岡山のフルーツ・マスカットの香りが詰まった新フレグランス登場

岡山の品種、マスカット・オブ・アレキサンドリアについて

岡山県から生まれた「マスカット・オブ・アレキサンドリア」は、140年の歴史を持つ自慢のフルーツです。その美しいエメラルドグリーンの実と豊かな香りは、多くの人に愛されています。特に、古代エジプトのクレオパトラ女王も好んだと言われており、そのため“ぶどうの女王”と称されています。この品種は日本のマスカット生産の中でも、岡山県が95%のシェアを誇る重要な存在です。特に2026年に迎える140周年は、地域にとって特別な節目となります。

農家のこだわり

岡山県倉敷市にあるマスカット農家の三代目、平本さんは、家族と共にこのフルーツの栽培に取り組んでいます。彼は「生まれも育ちも岡山。親が育てていたぶどうが身近にありました」と語ります。ここでは60年以上の間、マスカット・オブ・アレキサンドリアの栽培が行われており、技術や伝統が代々受け継がれています。

この品種が持つ香りの特性について平本さんは、「種があることで、果実の豊かな香りと味わいが生まれます。種を残して育てることは、非常に難しい技術ですが、私たちのこだわりの一つです」と語ります。この独特の香りは、マスカットの魅力を一層引き立てています。

新たなフレグランス、マスカット・オブ・アレキサンドリアコレクション

フェルナンダが展開する「マスカット・オブ・アレキサンドリアコレクション」のフレグランスラインは、まさにこの美しいフルーツの特徴を生かしたものです。2025年8月30日から全国のLOFTで先行発売され、オンラインストアではその前日の8月29日から購入可能となります。

今回のコレクションには、岡山県産のマスカット・オブ・アレキサンドリアを使用した香料が採用されています。これは、JA全農おかやまや農林中央金庫岡山支店、パートナー香料会社との連携による結果です。環境への配慮や地域への貢献も視野に入れたアイテムとして、特別な意味を持っています。

香りの特徴は、マスカットのフレッシュさを保ちながらも、レモンの酸味とミュゲの優雅な香りが調和しており、非常にバランスが取れた仕上がりとなっています。「このフレグランスを通して、マスカット・オブ・アレキサンドリアに興味を持っていただきたい」と、平本さんは話します。彼は「実際に食べてもらい、香りを感じて楽しんでもらいたい」と、その願いを語ります。