国立公園90周年を祝う! PARKS PROJECTの新たな取り組みとは

2023年、ミレニアル世代やZ世代に向けて展開される新たなブランド活動として、国立公園90周年を記念したプロジェクトが始動しました。アメリカのエコブランド『PARKS PROJECT』を運営する株式会社National Parks Solutionsは、国内の国立公園を「より楽しく、カッコよく」若者たちに届けるための施策に取り組んでいます。日本の美しい自然環境を次世代に残すことをテーマに、さまざまなイベントや商品が企画されています。

日本の国立公園を楽しむスタンプラリー

PARKS PROJECT JAPANでは、「国立公園35スタンプ」という取り組みが行われています。これは、日本に存在する35の国立公園を地域性の視点からスタンプグラフィック化し、参加者が自分の好きな公園を選んでスタンプシートを完成させるという企画です。今年の春、約5万人を集めたイベントでは、参加者がオリジナルTシャツを作るワークショップも開催され、若者たちの自然に対する関心を高める良い機会となりました。

記念Tシャツで伝えるメッセージ

さらに、90周年を祝う特別デザインのTシャツも登場。2種類のデザインは、それぞれ国立公園の素晴らしさや、絶滅危惧種の動植物への想いを込めています。

1つ目のデザインは、「Let’s Grow Up Together」というメッセージを掲げており、成長をテーマにした遊び心のある作品です。「90」の数字に木の芽を隠し、34の国立公園名を描き込むことで、地域の豊かさを象徴しています。ここには未来への希望も込められ、次世代へと続く自然環境の大切さを語っています。

2つ目のデザインは、「Leave it better than you found it™️」。これは、PARKS PROJECTの主旨である「より良い状態で自然を残す」というコンセプトを視覚化したもので、全国の動植物や90周年を祝うイラストが色彩豊かに描かれています。これらのTシャツは、ただのファッションアイテムではなく、自然保護のメッセージを伝える重要なツールとなっているのです。

公園保全活動への参加

PARKS PROJECT JAPANは、商品の売上によって生息地の復元や、若者たちへの教育活動を支援しています。持続可能な自然保護を実現するための寄付活動を通じて、環境への意識を高めているのです。近年、上信越高原国立公園などで木道の修繕やベンチの改修などの保全活動も進められています。

未来の自然を守るために

国立公園が90周年を迎えるこの特別な年、PARKS PROJECTは若者たちへの環境意識の啓発を重要視し、一人一人の行動が未来の自然を守る力につながるという信念の下、活動を続けています。

この記事を通して、少しでも多くの人々が日本の国立公園や自然環境保護活動に興味を持ち、自らの行動へとつなげてくれることを願っています。