NOSE SHOPが切り開く香りの未来
日本の香水市場に新しい風を吹き込んでいる「NOSE SHOP」。このニッチフレグランス専門店は、2025年上半期に新たな取り組みを展開し、香りの文化を広げる活動を行いました。今回は、彼らの新しい店舗オープン情報や注目の香水をご紹介します。
新たにオープンした店舗
1. 嗅覚と味覚の新体験「はな」
3月1日、渋谷のんべい横丁にオープンした「はな」は、嗅覚と味覚を融合させた新感覚のバー。ここでは、季節ごとに香りをテーマにしたドリンクやつまみが楽しめます。
2. Laboratorio Olfattivo 新宿
人気ブランド最上位の「Laboratorio Olfattivo」の単独ストアが新宿髙島屋にオープン。ブランドの世界観をダイレクトに体感できる特別な空間です。
3. 九州初上陸「NOSE SHOP ONE FUKUOKA」
福岡県天神に4月24日、全国13店舗目となる「NOSE SHOP ONE FUKUOKA」がオープン。600種類以上の香水が揃い、名物の香水ガチャも話題になりました。
4. KO-GU 京都
5月17日には「KO-GU」のフラッグシップ店が京都髙島屋に登場。新ラインナップにはヘアケア製品も加わり、生活全般の香りを提案しています。
進化する香りの選び方
新たに導入されたデジタルサービス「Perfumist」は、個々の好みに合わせた香水を提案するアドバイスサービスです。従来の偶然性からデータと直感を組み合わせた新体験を提供し、香水選びがより一層楽しくなりました。
香りを学び深める取り組み
NOSE SHOPは、パリの香り専門学校と提携し、社員研修を始めました。「日本人の鼻感度をあげる」という理念のもと、従業員の専門知識を向上させています。
注目の香水ラインアップ
2025年上半期には、多くの新作香水が登場しました。中でも注目を集めたのが、下記の5つです。
1. Laboratorio Olfattivo「アンダーグラウンド バイブス」
地下の楽園をイメージした香りで、ウイスキーやヘンプエッセンスが芳醇な一品。この香水は深い感覚を引き出します。
2. Goldfield & Banks「パシフィック ロック フラワー」
海と花の調和をキャッチしたアクアティック系の香り。潮風と共に楽しむこの香水は、夏の訪れを感じさせます。
3. Arquiste「インディゴ スモーク」
スモーキーなお茶の香りを再現し、時代を超えた独自の背景を持つ作品です。武夷山の歴史を感じる香りを堪能できます。
4. Bdk Parfums「インパディア」
都市の詩を香りで表現したこの香水は、パリのエネルギーを感じることができます。
5. Escentric Molecules「モレキュール02」
柔らかな光のような香りで、純粋なアンバーのノートが特徴的。柔らかさと洗練を兼ね備えています。
香り文化の普及へ
2025年上半期のNOSE SHOPは、ただ香水を販売する場ではなく、香りを通じた体験を提供する拠点へと進化を遂げました。「香り砂漠」とも呼ばれた日本市場において、彼らの新しい取り組みは多くの人々に刺激と喜びを与えています。NOSE SHOPは、今後も香りの文化を深める活動を続け、日本での香りの楽しみを広げていくことでしょう。