いのちの未来展
2025-04-18 15:48:42

シグネチャーパビリオン「いのちの未来」:未来を考える新しい体験

シグネチャーパビリオン「いのちの未来」とは?



2025年、大阪で開催される関西万博の注目を集めるシグネチャーパビリオン「いのちの未来」が、特別動画を4月25日に公開します。この展示は、アンドロイド研究者である石黒浩氏(大阪大学教授、ロボット学者)がプロデューサーとなり、人間の「いのち」の未来をさまざまな視点から考察するものです。

パビリオンのコンセプト



「いのちを拡げる」というテーマの下、シグネチャーパビリオンは、歴史や化学、技術の位置付けを俯瞰しながら、これからの「いのち」についての深い考察を促します。展示は3つのゾーンから構成されており、それぞれ異なる未来像を描いています。

まず導入部となる「いのちの歩み」ゾーンは、太古から現代にかけて、日本人がどのように「モノ」にいのちを宿してきたかを振り返る展示となっています。次に、「50年後の未来」ゾーンでは、私たちがアンドロイドと共存し、高度な技術を駆使する未来生活が描かれています。最後に、「1000年後のいのち」「まほろば」ゾーンでは、音と光に包まれた幻想的な空間で、これまでの制約を超えた新しい人間像に出会うことができます。

マツコ・デラックスと有働由美子の鼎談



このパビリオンには、ヒューマノイド「マツコロイド」として未来の姿が登場するマツコ・デラックスと、2075年の未来を案内するロボットの声を提供する有働由美子が参加。彼らがこの展示の完成直前に集まり、これからの「いのち」について対話をする様子が特別動画として公開されます。有働は「いまの自分に問われている感じ」と述べ、展示がもたらす問いかけに自らを振り返ることの重要性を心に留めました。一方、マツコは「情が薄い」と笑いながらも、人間にとって「情」がどれほど大切であるかを考えさせられる時間だったと言います。

何を伝えたいのか



この展示の根底にあるメッセージは、科学技術の発展がいかに人間の「いのち」を拡げ、私たちの感情や価値観に新たな次元を加え得るかということです。石黒浩プロデューサーは、「人間は動物としての生物的な進化だけでなく、科学技術の進化によっても変容する」という考えを示しています。

このシグネチャーパビリオン「いのちの未来」は、訪れる人々に対し、未来の「いのち」について思索させ、さらにはそれぞれの価値観や幸福感を再考する場を提供します。出展される約50体のアンドロイドやCGキャラクターたちが、未来の可能性を感じさせることでしょう。科学と人間の調和の中で「いのち」が持つ新たな価値を再発見する旅に、ぜひ一緒に出かけましょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

関連リンク

サードペディア百科事典: いのちの未来 シグネチャーパビリオン マツコ・デラックス

トピックス(アート)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。